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2021 Fiscal Year Research-status Report

Building telephone peer support for inclusion of the people living with dementia in urban areas

Research Project

Project/Area Number 21K19687
Research InstitutionTokyo Metropolitan Geriatric Hospital and Institute of Gerontology

Principal Investigator

宇良 千秋  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (60415495)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡村 毅  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究副部長 (10463845)
山下 真里  地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所), 東京都健康長寿医療センター研究所, 研究員 (80848424)
Project Period (FY) 2021-07-09 – 2024-03-31
Keywords認知症 / 高齢者 / ピアサポート / 電話 / 精神的健康 / 孤独感
Outline of Annual Research Achievements

2021年度は、電話ピアサポートの実行可能性を検証するためのシングルアームデザインによる介入研究を行った。研究対象は、認知症共生社会の構築を目指す板橋区内の地域拠点で実施する囲碁プログラムに参加した高齢者20名である。参加者には認知機能低下者を含む。週に1回、60分のプログラムを計12回実施した。プログラムでは、インストラクターの指導のもと、初心者(ビギナー)と経験者(サポーター)がペアになって教え合ったり対局したりした。また、毎回課題が出るので、課題の遂行状況や理解度の確認を兼ねて、サポーターがビギナーに週に1回(計12回)電話をかけて交流を行った。サポーターには、電話で話した内容ついて毎回記録をつけてもらった。プログラム実施期間中は、電話による交流時に困ったことがあれば、研究者が相談に応じ、傾聴したり必要に応じてペアを変更したりした。電話ピアサポートの実行可能性を評価するために、プログラムの前後で自記式アンケートによる精神的健康や孤独感、対人交流の評価を行い、事後評価では、電話による交流の効果や課題についての半構造化面接を行った。2022年4月30日現在、データ収集が完了したところである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

1: Research has progressed more than it was originally planned.

Reason

当初、新型コロナウイルス感染症の影響により、プログラム開始時期を2022年度以降と予定していたが、ワクチンの普及により高齢者層の感染リスクがある程度低減したことと、徹底した感染対策を講じることによって、2021年1月から3月までに予備的研究を実施することができた。

Strategy for Future Research Activity

2022年度は、収集したデータをもとに電話によるピアサポートの実行可能性や課題を明らかにし、学会発表と誌上発表を行う。2023年度はサンプル数を増やし、比較対照群を設定した介入研究を行う予定である。新型コロナウイルス感染症の対策は、その時点での医学的に妥当な方法で行う。

Causes of Carryover

COVID-19の影響で、介入研究がいつ実施できるか見通しが立たず、年度末ぎりぎりに介入を実施したため、今年度は当初の計画どおりに支出することができなかった。

URL: 

Published: 2022-12-28  

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