2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22229009
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
酒井 寿郎 東京大学, 先端科学技術研究センター, 教授 (80323020)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川村 猛 東京大学, 先端科学技術研究センター, 特任助教 (70306835)
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Keywords | メタボリックシンドローム / エピゲノム / ピストン修飾酵素 / 脂肪細胞分化 |
Research Abstract |
1.JHDM2a欠損肥満マウスの概日周期と睡眠解析---体外受精によって各グループ十分にN数を確保したJHDM2a-/-マウス実験によるwheel run testや各臓器でのアレイ解析からJHDM2aは概日周期への関与はほとんどないとの結論に達した。 一方これらのMEF細胞を用いH3K9,H3K4などのピストン修飾のChlPSeqから新たなRNAを同定した。 2.エピゲノム変化と3T3-U脂肪細胞分化の解析:SETDB1に対するモノクロナル抗体の作製、およびこれを用いた3T3-L1前駆脂肪細胞でのChIP Seqに成功した。H3Kl9のトリメチル化された領域とSETDB1の局在する領域が確認された。このためには高機能抗体の作製とコバリスによる断片化が功を奏した。JMJD1aによるChIP Seqも3T3L-1細胞で開始した。 またフラックスアナライザーを用いた解析でSETDB1のノックダウンで脂肪細胞の形質を獲得することが明らかとなった。 3.ターゲッテドプロテオミクスによるJHDM2Aの蛋白複合体解析 JHDM2a全長蛋白をSf9細胞で発現し、免疫し得られたモノクロナル抗体でのショットガンプロテオミクスに成功した。低酸素やcAMP刺激などの条件化でえられる蛋白群を同定した。 4.Setd5のピストン修飾機能解析 ST2細胞でのosteoblasto genesisが確認された。ノックアウトマウス作製については、コンストラクト作製、ES細胞トランスフェクション終了し、キメラマウスまで進んだ。抗体作製しChIPSeqを行う所まで到達した。SETD5の酵素活性についてはいまだ解明できていない。
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Research Products
(4 results)