2010 Fiscal Year Annual Research Report
人間が感じる「不自然さ」感性の多属性文脈解析法とWeb有害情報判定への応用
Project/Area Number |
22240020
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
青江 順一 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (90108853)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
泓田 正雄 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (10304552)
森田 和宏 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 講師 (20325252)
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Keywords | 感性情報処理 / 文脈感性情報 / 有害情報フィルタリング |
Research Abstract |
大規模意味共起による有害・非有害情報の知識構築を行った。インターネット上において、人間生命に関わる違法(薬物・銃器販売)、危険(殺人・爆破告知)の有害情報判定に的を絞り、「不自然さ(有害度)」を検出し、有害度を判定した。有害度の判定において、語彙の有害度の曖昧性を解決するために、意味共起情報による感性有害度の判定知識を構築した。 具体的には、隠語「クリスタル、レンコン」を含む「爽快なクリスタル。レンコンも強力だ。」の場合は、話題が〈材料〉と〈食べ物〉に分散しているために焦点がぼけており、「不自然(有害)」と判定し、有害度を高く決定した。また、「レンコンの繊維は健康に良い。新宿駅地下のテンプラ試食はおいしい。」の場合は、話題が〈料理〉となり焦点はぼけておらす、有害度も低く決定する手法を提案した。これとは別に、汎用的会話での親しみのある表現の実験では、ロボットコミュニケーションモデルによる事例収集を行った。 以上の有害判定を行う際には、過去の研究成果である分野連想語を用いた話題認知を有害情報判定に用いた。また、2年目以降の準備として、WEB上の実験データである有害情報や確信度の高い収集を実施した。さらに、実験で使用するsolrを使用した検索エンジンを開発推進した。
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Research Products
(2 results)