Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
椿 広計 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (30155436)
津田 博史 同志社大学, 理工学部, 教授 (90450163)
西山 慶彦 京都大学, 経済研究所, 教授 (30283378)
川崎 能典 統計数理研究所, モデリング研究系, 准教授 (70249910)
佐藤 整尚 統計数理研究所, データ科学研究系, 准教授 (60280525)
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Research Abstract |
(独)統計センターと情報・システム研究機構とで連携協定を平成22年7月に締結し,オンサイト拠点に関する設備準備を進め,8月には統計センターの検査を受けて,9月に「匿名化データ提供拠点」としての認可を受け,総務省4調査に関する匿名化データを受け入れた.オンサイト拠点は,現在政府内部で制度設計中であり,22年12月以降,統計センターとの協議にはいった.オンサイト拠点形成がH23年9月になったため,目的外申請については,企業活動基本調査,中小企業実態調査,国勢調査,人口動態統計などを受領し,経済産業省経済産業研究所とのサービス産業の生産性研究,内閣府自殺予防総合対策センターの自殺予防政策研究の研究,内閣府経済研究所のGDP推計,食品安全委員会の食中毒リスクなど多様な政策決定分野を支援した.この他,政府メッシュデータなどを入手し,オンサイト拠点に投入した.重点領域である京都市との社会実験については,7月にキックオフ会合を京都市役所で開催するとともに,同志社大学で定期的に検討会を行い,京都市中小企業を対象とした環境負荷(LCA)データの自動収集と政策反映,観光政策のためのデータ収集と分析などを今後の研究テーマとすることを京都市と合意した.2月には基礎データ収集のため,(社)産業環境管理協会のLCA基礎データを利用可能とし,この分野に資する博士特別研究員の公募を行い,3月に候補者を確定した.自殺予防政策も,時空間メッシュ型データベースの前段階として,国勢調査,人口動態統計をリンケージして自殺率に関する地域別時空間データを構築し,その時空間分析ならびにモデル当てはめを実施し,自殺の時空間ホットスポットやクールスポットを抽出した.
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