2012 Fiscal Year Annual Research Report
医工学的解析に基づく生体機械受容システムの分子的基盤と生理学的意義の解明
Project/Area Number |
22240056
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
成瀬 恵治 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40252233)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
毛利 聡 川崎医科大学, 医学部, 教授 (00294413)
中村 一文 岡山大学, 大学病院, 講師 (10335630)
竹居 孝二 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40322226)
山田 浩司 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 准教授 (80325092)
入部 玄太郎 岡山大学, 医歯(薬)学総合研究科, 助教 (90284885)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | メカノセンサー / メカノトランスダクション / 機械受容システム |
Research Abstract |
生体内では至るところで、伸展や剪断応力といった物理的な機械刺激が生じている。細胞の機械受容システムを介して伝達されるこのような刺激は、単に生体にとって不利益なストレスではなく、発生過程や臓器機能発現に不可欠な生体情報であることが次第に明らかになってきた。しかしながら、機械受容システムの分子的基盤は未だ解明されておらず、その生理的意義や病態発症における役割については、全く不明である。この問題の解決には生体内環境を再現・評価する医工学的方法論の開発と、機械受容チャネル分子を標的とした分子細胞生物学的解析ならびに遺伝子改変動物を用いた生理学的解析が必須である。本研究では、分子・細胞・生体を網羅する独自のマルチレベル評価法に基づくトランスレーショナルリサーチを展開して、生体の機械受容システムの分子的基盤と、その生理的意義を解明することを目的とする。 本年度は、メカノセンサー分子を介したシグナルが細胞内にどのような情報をもたらすのかを様々な組織において解析した。この結果、メカノセンサー分子からのシグナルは細胞運命に影響を与えるだけでなく、臓器の運命までも左右する生理的重要な役割をもつことが明らかとなった。これらの実験結果は、細胞の機械受容システムを介して伝達される刺激が、発生過程や臓器機能発現に不可欠な重要な生体情報であることの分子基盤となるものである。今後は、本研究から得られた、細胞内メカノトランスダクション(機械刺激伝達機構)の乱れによって生じる病態を明らかにする予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)