2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22241010
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Research Institution | Kyoto Gakuen University |
Principal Investigator |
森本 幸裕 京都学園大学, バイオ環境学部, 教授 (40141501)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊東 啓太郎 九州工業大学, 工学(系)研究科(研究院), 准教授 (10315161)
夏原 由博 名古屋大学, 環境学研究科, 教授 (20270762)
浅枝 隆 埼玉大学, 理工学研究科, 教授 (40134332)
鎌田 磨人 徳島大学, ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (40304547)
井鷺 裕司 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (50325130)
今西 純一 京都大学, 地球環境学堂, 助教 (80378851)
大石 善隆 信州大学, 農学部, 助教 (80578138)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 生物多様性 / 都市 / シンガポール指標 / 生態系サービス / レインガーデン / 都市河川 / 子供の遊び / 環境デザイン |
Research Abstract |
都市の生物多様性指標に関する、都市の生態系のハビタット評価、生態系サービス評価、試行を含む総括的な展開研究を行った。 まず、都市生態系のハビタット研究として、政令指定都市の地形区分とそこに残る絶滅危惧植物の特徴を明らかにし、樹幹着生蘚苔類の種多様性と生育形多様性との関係の解析から、調査の容易な生育形多様性で、都市の樹幹着生蘚苔類の種多様性が効率的に評価できること、都市化の影響を受けやすい汽水域の評価法として、ハゼ類の潜在的生息適地モデル、里山劣化リスク評価のための竹林拡大モデルを構築した。名古屋市の未整備都市計画緑地の自然的価値と社会的価値にもとづく類型化を行った。都市河川の高水敷に関して、自然植生被覆度に農業地を加えた割合が、周辺地域との人口密度と高い負の相関があり、都市化河川指標になり得ると考えられた。 生態系サービスの指標化研究として、名古屋市東部の土地利用変化や浸水被害リスクから都市型洪水の現状分析、レインガーデン導入による雨水流出抑制効果を検討した。身近に残る緑地や河川空間などオープン・スペースを、生物多様性を保全しながら、子共の遊びと環境学習を目的とした活用可能な環境デザインを行い、そのプロセスを通して、子どもの遊びと生物種の関連から生物多様性指標の開発を行った。 総括として、市民協働による生物多様性地域戦略の策定過程を把握し,生物多様性の主流化に向けた活動の評価手法を検討した。生物多様性条約COP11に向けて、インドのムンバイで開催された第3回の「都市におけるデザインと生物多様性に関する国際会議」(URBIO2012)組織委員会に森本と鎌田がアドバイザとして参加し、シンガポール指標(CBI)の日本の政令指定都市への試行評価を通した課題を整理し、国土交通省による、日本版CBI(都市の生物多様性指標)検討会に森本が座長として参加し、試案を取りまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(26 results)