2014 Fiscal Year Annual Research Report
近現代世界の自画像形成に作用する《集合的記憶》の学際的研究
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22242004
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
岩崎 稔 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (10201948)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八尾師 誠 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20172926)
今井 昭夫 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20203284)
篠原 琢 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (20251564)
金井 光太朗 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (40143523)
小田原 琳 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 講師 (70466910)
土田 環 日本映画大学, 映画学部, 准教授 (70573658)
米谷 匡史 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 准教授 (80251312)
工藤 光一 東京外国語大学, 大学院総合国際学研究院, 教授 (80255950) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 集合的記憶 / 思想 / 琉球文学 / 想起 / 冷戦文化 / 社会問題 / 民衆文化 / 戦争と記憶 |
Outline of Annual Research Achievements |
本科研最終年度である平成26年度は、講演会、ワークショップ、シンポジウムを開催し、最終的まとめを行った。1. ピエール・スイリ(ジュネーブ大)を招聘し、4月21日特別講演会「ヨーロッパにおける『日本』像の形成と集合的記憶」、4月22日研究会「集合的記憶『アジア・太平洋の記憶の場』研究における『ヨーロッパの記憶の場』から学ぶこと」を開催した。ヨーロッパにおける日本像構築とアジア・太平洋地域におけるヨーロッパ像構築についての比較研究の総まとめとなった。2. 5月-12日トロント大で開かれたTransnationalizing Sites of Memory: The Asia-Pacificで参加議論するために、岩崎稔(東外大)、Kim Sukwoo(韓国・圓光大学校師範大)、富山一郎(同志社大)を派遣した。世界各地で生まれた超国民的記憶の場についての議論を行った。3. 6月5-11日サラエボで開催されたワークショップ「平和と正義の表象」に参加議論するために小田原琳(東京外大)を派遣した。多国間における戦争と記憶に関する自己認識の相違と共通点について理解を深めた。4. 9月21日「身体に作用する新自由主義と記憶の脱国民化-大内裕和・竹信三恵子氏の近著を手がかりに」と題する研究会において、「アジアの青年世代の現状況から考える集合的記憶形成のあり方」(池上善彦・MAT編集部)「新自由主義状況における若者の現代社会という記憶の空間」(古川高子・東外大)を行い、現在の社会問題と記憶の関係が論じられた。5. 12月22日-23日、本研究の総まとめとなる国際シンポジウム「文化と記憶のポリティクス」を開催し、平野克弥(UCLA)、川口隆行(広島大)、酒井直樹(コーネル大)らが、冷戦文化と記憶、琉球文学と想起、民衆文化と想像力の政治といった視点から社会内在的な記憶の総まとめを行った。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(5 results)