2014 Fiscal Year Annual Research Report
権威主義体制と市場を媒介する法と政治--中国的メカニズムの解明
Project/Area Number |
22243001
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
鈴木 賢 北海道大学, 大学院法学研究科, 教授 (80226505)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高見澤 磨 東京大学, 東洋文化研究所, 教授 (70212016)
石塚 迅 山梨大学, 医学工学総合研究部, 准教授 (00434233)
坂口 一成 大阪大学, 大学院法学研究科, 准教授 (10507156)
宇田川 幸則 名古屋大学, 大学院法学研究科, 教授 (80298835)
崔 光日 尚美学園大学, 総合政策学部, 教授 (60360880)
川島 真 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (90301861)
石井 知章 明治大学, 商学部, 教授 (90350264)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2015-03-31
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Keywords | 権威主義体制 / 市場経済 / 市民社会 / 民主化 / NGO / 維権運動 / 弁護士 / 法治 |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトの最終年度にあたり、当初の研究計画にしたがって、以下のような事項を実施した。 (1)総括的な国際シンポジウムの開催:権威主義体制と市場経済をつなぐ政治/法構造の解明をめざして第10回日中公法学シンポジウムを北海道大学において開催した(2014年8月4日、5日)。中国から著名な公法学者10名を招へいし、日本国内からも10名ほどの憲法、行政法学の研究者を招いて、密度の濃い報告、討論を行った。 (2)補足的な中国での現地調査:2014年9月に北京、重慶を訪問し、これまで得られた知見の精度、当否を検証するため賀衛方、張千帆(以上、北京大学法学院)、徐友漁(中国社会科学院哲学研究所)、常凱(中国人民大学労働人事学院)、梁慧星、渠涛(以上、中国社会科学院法学研究所)などの研究者のもとを訪問し、彼らからブリーフィングを受け、意見交換を行った。 (3)最終成果取りまとめに向けた内部的研究会の開催:最終的な成果物を単行本として公刊することが決まったため、その原稿作成に向けて草稿検討会を2015年2月8日に実施した(東京大学駒場キャンパス)。メンバー全員が各自の草稿にもとづき、プロジェクトの実施にともない、この間に得られた成果の概要を報告し、相互に批判、質疑を出し合い、成果の検証を行った。今後、ここでの討論を踏まえて、草稿に加筆、修正を加えて、2015年夏までにはそれぞれの原稿、総論と結論(研究代表者執筆)を完成させて、2015年末には鈴木賢編『中国的“市民社会”の現状と苦悩――国家、市場の狭間にしみ出す社会』(現代人文社)(仮題)として出版することを予定している。
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Research Progress Status |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
26年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(39 results)