2012 Fiscal Year Annual Research Report
自律論・差別論・正義論を基盤とした障害者法学の構築
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22243005
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
菊池 馨実 早稲田大学, 法学学術院, 教授 (10261265)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
福島 豪 関西大学, 法学部, 准教授 (20581226)
中川 純 北星学園大学, 社会福祉学部, 教授 (50326534)
上山 泰 筑波大学, ビジネス科学研究科(系), 教授 (50336103)
菅 富美枝 法政大学, 経済学部, 准教授 (50386380)
小西 啓文 明治大学, 法学部, 准教授 (50390076)
尾形 健 同志社大学, 法学部, 教授 (60368470)
川島 聡 東京大学, 先端科学技術研究センター, 研究員 (60447620)
今川 奈緒 佛教大学, 社会福祉学部, 講師 (60509785)
永野 仁美 上智大学, 法学部, 准教授 (60554459)
新田 秀樹 大正大学, 人間学部, 教授 (70303576)
長谷川 珠子 福島大学, 行政政策学類, 准教授 (40614318)
長谷川 聡 専修大学, 法学部, 准教授 (30458632)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 障害法 / 社会保障法 / 労働法 / 教育法 / 憲法 / 国際人権法 / 成年後見法 / 民法 |
Research Abstract |
3年計画の最終年度であり、全体の活動としては3回の研究会と2回の公開シンポジウムを行った。前者は、研究取りまとめのための出版打ち合わせ(後述)に加えて、研究会メンバーにいない刑事政策からの報告(2012年7月8日・小西暁和氏・早稲田大学)、政府の政策動向についての報告(同年8月6日・東俊裕氏・内閣府)、憲法学の泰斗からの報告(2013年2月23日・内野正幸氏・中央大学)により、議論を深めた。公開シンポジウムは、「教育と障害差別禁止法」(2012年10月8日・東京大学)、「雇用・労働と障害差別禁止法」(2012年12月15日・東京大学)をテーマに、研究会メンバーのほか、内外の障害学・障害法関連の研究者(織原保尚氏・中部学院大学、星加良司氏・東京大学、マイケル・ウォーターストーン氏・ロヨラロースクール)、障害者団体関係者(尾上浩二氏・DPI日本会議、崔栄繁氏・DPI日本会議)、弁護士(大谷恭子氏、池原毅和氏)を迎え、その他関係者との間で充実した議論を行った。 本研究の成果は、各メンバーが3ヵ年にわたり個別に、あるいは特集の形で発表した論文等のほか、上記2回の公開シンポジウム、研究会ホームページで、対外的に発信した。加えて、共同研究の集大成として、障害法に係る2冊の書籍出版に向け準備に入った。その成果は、菊池・川島編『障害者法の新展開』と題する研究書と、川島・中川・菊池編『障害者法への招待』と題する教科書の形で、2014年成文堂からの刊行が確定している。さらに日本社会保障法学会2014年春季大会において、研究会メンバー(菊池・新田・中川・小西・永野・今川)が「障害法制の総合的検討(仮)」というテーマのシンポジウム報告を共同で行うことが、学会理事会で決定している。 このように、その果実は共同研究終了後に及ぶものの、わが国に障害(者)法学の基盤を形成するための十分な成果を挙げつつある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(30 results)