2013 Fiscal Year Annual Research Report
レーザインサイジングによるスギ耐火集成材および耐火面材の開発に関する基礎的研究
Project/Area Number |
22248019
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
服部 順昭 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (90115915)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原田 寿郎 独立行政法人森林総合研究所, 構造利用研究領域, 領域長 (50353818)
安藤 恵介 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (70262227)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | レーザインサイジング / スギラミナ / 難燃処理 / 耐火集成材 / 耐火面材 |
Research Abstract |
1時間スギ耐火部材の実用化に向けたコストダウンを図るために、節のある安価なラミナへのレーザインサイジング、蛍光X線による難燃薬剤の節周辺への浸潤把握の試み、インサイジング密度下限値の把握、難燃薬剤濃度の耐火性への影響、ドリルインサイジングの特性把握を調べた。 スギラミナにドリルとCO2レーザによりインサイジング密度400,800,1200,1600 個/m2で別々にインサイジングし、窒素リン酸系難燃薬剤を注入した。注入後のラミナについて、蛍光X線分析によるリン存在場所の把握、溶脱による注入量分布の推定、コーンカロリーメーターによる発熱量の測定をそれぞれ実施した。蛍光X線分析では両インサイジングとも、節には注入されず、節周りには注入むらが発生した。密度400個/m2では木理に沿って穴間に注入不足の部位が発生したが、密度800~1600個/m2ではその様な部位はほとんど見られず、発熱量も低かった。以上より、ドリルとレーザの間にはインサイジング性能に違いは見られないと判断できた。 ラミナ内の薬剤量分布を把握するために、ラミナから小試片を切り出し溶脱法により注入されていた薬剤量分布を求めたところ、インサイジングしないサンプルでは、表面付近に薬剤が多く入り、内部には広い範囲で薬剤量が非常に少ない部分があることが分かった。一方、レーザインサイジングを施したサンプルでは、ほとんどの部分で注入された薬剤量が100kg/m3を超えており、薬剤は高い濃度でムラが少なく注入されていることが分かった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)