2013 Fiscal Year Annual Research Report
シルクロード東部の文字資料と遺跡の調査-新たな歴史像と出土史料学の構築に向けて-
Project/Area Number |
22251008
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
荒川 正晴 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10283699)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
赤木 崇敏 大阪大学, 文学研究科, 助教 (00566656)
高橋 照彦 大阪大学, 文学研究科, 准教授 (10249906)
松井 太 弘前大学, 人文学部, 教授 (10333709)
荒川 慎太郎 東京外国語大学, アジア・アフリカ言語文化研究所, 准教授 (10361734)
佐藤 貴保 新潟大学, 人文社会・教育学系, 招へい研究員 (40403026)
町田 隆吉 桜美林大学, 人文学系, 教授 (50316923)
舩田 善之 九州大学, 人文科学研究科(研究院), 講師 (50404041)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 東洋史 / 古文書学 |
Research Abstract |
本年度は、本科研計画の最終年度であるので、これまでの研究活動を総括することに専念した。基本的には、「トゥルファン班」、「ハラホト班」、「敦煌・河西班」ごとに、これまで調査・収集してきた資料・情報を整理し、それを取りまとめる作業を中心においた。ただし必要に応じて、班によっては本年度も資料等の調査を行った。「トゥルファン班」については、12月に1週間程度、北京においてトゥルファン文書資料に関して調査をし、また「敦煌・河西班」については、蘭州大学の敦煌学研究院において本科研の成果報告をするとともに、敦煌などにおいて石窟の銘文調査を行った。 また本科研を総括する作業の一環として、研究代表および分担者を中心にして、2013年9月21日~22日に大阪大学において「ユーラシア東部地域における公文書の史的展開-胡漢文書の相互関係を視野に入れて-」と題する国際的なワークショップを開催した。本科研の研究課題の一つとしてきた、シルクロード東部地域より出土した公文書の史的展開をテーマに、荒川の統括のもと、研究分担者である舩田善之・松井太・佐藤貴保と、研究協力者である赤木崇敏・坂尻彰宏・伊藤一馬・岩尾一史が報告をおこなった。同時に海外より北京大学の栄新江教授のほか、ドイツ科学アカデミーの慶昭蓉研究員等を報告者として招へいし、会議の内容を充実させた。本ワークショップの成果は、本科研終了後、速やかにまとめて著書として公刊する予定であるが、その内容については、本科研計画の目的の一つとしてきた、中央アジア出土文書に対する入門書としての役割を併せてもたせることにしている。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(21 results)