2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22300012
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Research Institution | National Institute of Informatics |
Principal Investigator |
胡 振江 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 教授 (50292769)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 宗一郎 国立情報学研究所, アーキテクチャ科学研究系, 助教 (70321578)
加藤 弘之 国立情報学研究所, コンテンツ科学研究系, 助教 (10321580)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | ソフトウェア工学 / 双方向変換 / モデル駆動ソフトウエア開発 |
Research Abstract |
平成24年度には、順序付くグラフを対象とする双方向グラフ言語の意味論、双方向モデル変換言語の効率的な実現、そして双方向モデル変換の応用を中心に研究を進め、次の研究成果をあげた。 (1) 順序付くグラフを対象とする双方向モデル変換言語の意味論への拡張:これまでの双方向グラフ変換は順序なし分岐グラフを対象としている。今年度は、XMLなどを応用対象とする順序付き分岐グラフなども変換の対象として拡張し、より一般的な双方向グラフ変換言語を定義し実現した。 (2) 双方向グラフ変換言語の効率的な実現:双方向モデル変換の記述に際して、複数の変換を組み合わせて大きな変換を合成出来ることは重要である。更に処理対象のモデルの大きさに対してスケーラブルであることは実用的なソフトウェア開発に不可欠であり、有力な双方向計算の解析技術と逐次更新による効率的な計算手法の開発が必要である。本年度は、遅延評価、逐次更新計算方法、並列計算等の最適化の技術を検討した。 (3) 双方向モデル変換の応用:モデルとコードの共進化という具体的なソフトウェアの開発事例を用いて実証実験を行い、双方向モデル変換の有効性と実用性を評価した。この成果はソフトウエア工学のトップ会議であるICSE 2012で発表した。また、次のステップとして、双方向変換の手法を用いて、CPSにおけるソフトウエアの挑戦課題を解くための斬新なCPSにおけるソフトウエア運用基盤の構築を検討した。 この基盤Bの継続研究としての「大規模な実用に耐えうる双方向グラフ変換の統合的基盤技術の構築」という基盤Aプロジェクトは、プログラムコードのような大規模なグラフ構造を有する応用に適用するために、宣言的な枠組みでユーザの意図した逆変換を組み込みながら(1) 信頼性の確保、(2) 拡張可能性、(3) 効率化の自動化を目指す。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(12 results)