2012 Fiscal Year Annual Research Report
C.H.マツクロイの中国と日本における影響に関する総合的研究
Project/Area Number |
22300217
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
楠戸 一彦 広島大学, 総合科学研究科, その他 (00108268)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
崎田 嘉寛 広島国際大学, 工学部, 講師 (60390275)
鈴木 明哲 東京学芸大学, 教育学部, 准教授 (70252947)
中村 哲夫 皇學館大学, 教育学部, 教授 (80164317)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | マックロイ / 体育理論 / 中国 / 日本 |
Research Abstract |
本研究の目的は,(1)C.H.マックロイ(1886-1959)に関する直接的・間接的な資料を体系的に調査・収集・整理し,(2)マックロイの体育理論が中国と日本の体育分野に与えた影響を複合的・総合的に分析することで,(3)中国と日本における体育史研究の新たな地平を開拓しようとするものである。研究の最終年度となる平成24年度は,(1)中国国内に保存されている資料の第二次本調査,(2)近代中国におけるマックロイの体育理論の影響に関する分析,(3)戦後日本におけるマックロイの体育理論の影響に関する分析,(4)研究総括,を予定していた。 中国国内における資料調査に関しては,8月に北京の「中国第一歴史档案館」と「中国国家図書館」において,中国におけるマックロイの活動および中国近代学校体育に関する調査を実施し,必要な史料を入手した。また,12月には南京の「中国第二歴史档案館」と「江蘇省立図書館」において,補足的な調査を実施し,中国でのマックロイの活動に関する史料を入手した。 マックロイの体育理論の中国と日本への影響に関しては,8月に東京(広島大学東京オフィス)において,中国の孫先生そして台湾の王先生と張先生の参加を得て,「マックロイの体育理論の中国と日本への影響」に関する研究会を実施した。また,12月には研究協力者の孫先生が在籍する中国の浙江師範大学において,「マックロイの体育活動」に関するシンポジウムを実施した。さらに,マックロイの中国と日本への影響について,5月の第1回体育史学会において鈴木が,8月の第63回体育学会において中村と崎田が研究発表を行った。 研究の総括として,「報告書」(科学研究費補助金(基盤研究(B))研究成果報告書:C.H.マックロイの中国と日本における影響に関する総合的研究)を2013年2月に刊行した。また,2013年3月には,総括のための研究会を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)