2010 Fiscal Year Annual Research Report
「理科課題研究」のための探究学習素材と学習活動モデルの開発
Project/Area Number |
22300272
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
古賀 信吉 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (30240873)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
蔦岡 孝則 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (10231432)
山崎 博史 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (70294494)
竹下 俊治 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (90236456)
井上 正之 東京理科大学, 理学部, 准教授 (00453845)
網本 貴一 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (60294873)
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Keywords | 科学教育 / 探究学習 / 学習素材 / 学習プログラム / 教育実践 |
Research Abstract |
1.探究学習素材の探査・発掘:「エネルギーと環境」,「資源と先端物質材料」,「グリーンサスティナブルサイエンス」,「生命現象と現代科学」,「日常生活の科学」の五つのカテゴリーを指標とし,身近な自然・日常生活や先端科学技術に関連した探究学習素材の探査・発掘のための基礎的研究を行い,それぞれの素材の科学的特徴を明らかにした。それらの成果をもとにして,探究学習素材としての活用の可能性を評価するとともに,学習資料作成のための実験・観察データを収集した。 2.探究学習のための教材開発:本研究で発掘したものを含む種々の素材を探究学習に活用することを想定し,学習プログラムの具体的内容の検討を行った。また,実験や観察のための簡易測定・観察器具を開発し,生徒による実験観察活動の具体的方法を提案した。これらを基にして,探究学習の種々の場面における生徒のための支援教材と教師の指導資料を作成した。 3.探究学習プログラムの開発:「日常生活の科学」に関連した探究学習素材として「洗剤の科学」を提案し,これを例として種々の探究的学習のモデルプログラムを開発した。モデルプログラムごとに学習素材と学習資料を精選するとともに,それぞれの探究活動の場面ごとに生徒の主体的探究活動の展開と学習活動の深化を誘導するための自己評価と評価結果の学習活動へのフィードバックを目的としたルーブリックを開発した。これらの探究学習プログラムを,学校現場および大学基礎教育における教育実践の供し,学習素材,学習プログラム,ならびに自己評価システムの妥当性と有効性について検証した。
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Research Products
(47 results)