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2011 Fiscal Year Annual Research Report

建設記録映画分析データベース構築による高度経済成長期の土木建設技術史研究

Research Project

Project/Area Number 22300302
Research InstitutionHokkaido University of Education

Principal Investigator

今 尚之  北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (00261397)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬渕 浩一  名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 研究員 (80387886)
早川 渡  愛知文教大学, 国際文化学部, 教授 (20410871)
Keywords技術史 / 土木建設史 / 技術映像
Research Abstract

1.映画に記録された各場面に対して網羅的で詳細な技術史的検討
「黒部ダム」「井川ダム」建設の技術映像について,シーンに分解し,各シーン毎における技術,使用されている土木機械,発揮された技能などの諸事項を,土木学会技術映像委員会メンバーの協力を得ながら記述を行なった。
シーンごとに被写されたすべての事項に対し,工事記録などとの照合を図り,詳細に情報の裏付け作業を行った。特にオペレーションに関わる事柄について,土木学会誌などの技術雑誌や,ダム建設工事関係者などのヒアリング等により,内容情報の記述を試み,基礎となるデータベースを作成した。これらの作業により,予定した技術記録映像3本の検討が終了した。この作業のなかで,東京帝国大学卒業生同窓による技術コミュニティの存在が見いだされ,技術開発における技術者コミュニティの役割について検討をさらに行なうこととなった。
2.複数映画から求めるシーンを横断して抽出する映像情報システムの構築
23年度に検討を行なった映像情報データベースおよび配信システムの仕様を決定し,プロトタイプ・データベースを構築した。データベースについては,アクセス時のセキュリティを考え,VPNを用いて,愛知文教大学内に設置したサーバーを利用するものとした。これまでにサーバーの設定を終え,Windows,MacOSなどからのアクセスの確認をほぼ終了した。
なお,データベースでの検索においては,現場において使われている言葉に類義語が多く,その処理が次年度の課題となった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

研究分担者および研究協力者のチームワークにより,映像情報データベースに入力するデータの準備が進んだ。また,画像情報データベースに連動した画像ストリーミングは威信の準備も順調に進んでおり,ほぼ予定通りに進んでいる。さらに,研究を支援する土木学会技術映像委員会との連携も図れており,24年度の研究協力も可能となっている。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度になる。これまでに準備を進めてきたデータベースについて,ランダムアクセス可能な動画配信を1年間に限定して試み,申請者や申請者以外の技術史および社会史分野の研究者,ならびに過去のダム建設に関心を有する技術者などに対して,史料活用の利便を提供を行なうとともに,技術史史料としての産業映画の保存と活用の方策について,これまでの検討結果を取りまとめる。

  • Research Products

    (1 results)

All 2011

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 建設技術記録映像利活用に向けた映像情報データベースのモデル構築2011

    • Author(s)
      今尚之
    • Organizer
      土木学会第66回年次学術講演会
    • Place of Presentation
      愛媛大学
    • Year and Date
      2011-09-09

URL: 

Published: 2013-06-26  

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