2010 Fiscal Year Annual Research Report
安心感を高める自動車用コックピット・モジュール設計基盤技術
Project/Area Number |
22310101
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Research Institution | Okayama University |
Principal Investigator |
村田 厚生 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (10200289)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
早見 武人 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 講師 (60364113)
山本 豪志朗 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 助教 (70571446)
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Keywords | 自動車人間工学 / コックピット・モジュール / 表示系 / 操作系 / 安全 / 安心 / 快適性 / 設計基準 |
Research Abstract |
安全で安心感のあるコックピット・モジュール設計基盤を確立するために,表示-操作系の使いやすさの観点からドライバーの安心感を高めるための設計基準を提案した。 1.最適な表示情報量に基づくディスプレイの設計基準 ディスプレイの情報量を5段階程度に設定し,各情報量でCD/MD,エアコン,ラジオのチューニング等に関連した操作のためのディスプレイを設計し,仮想運転作業中のこれらのディスプレイを用いた作業での作業成績を求める。評価項目として,ディスプレイの見易さ,ディスプレイでの作業(ステアリングスイッチを用いる)におけるエラー特性,仮想運転作業におけるトラッキング誤差,アイカメラによる眼球運動計測から得られた運転場面から視線がそれた時間(time off road)の全作業時間に対する割合を用いた。高齢者(65歳以上の運転免許保有者)と若年者(20-25歳の運転免許保有者)を各20人とし,若年者群と高齢者群で,安全性,安心感の観点から最適な表示情報量の設計基準を明らかにした。 2.操作系の使いやすさ向上のための設計基準 表示系を介して実現する機能に応じた適切な操作系の設計基準を明らかにした。表示系の内容に応じてスイッチを設計・開発し,仮想運転環境下で,CD/MD、エアコン,ラジオのチューニング等の必要操作を実施し,表示系を介して実現する機能に応じたスイッチ特性を調査することにより,操作系の設計基準を明らかにする。スイッチ操作時の眼球運動計測結果から得られた指標(運転場面から視線がそれた時間(time off road)の全作業時間に対する割合など),作業におけるエラー特性,仮想運転作業(トラッキング作業)における作業成績に基づいて,若年者と高齢者(各20人ずつ)で使いやすく安全な操作系の設計基準を明らかにした。
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Research Products
(20 results)