2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320018
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
西村 明 鹿児島大学, 法文学部, 准教授 (00381145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 謙二 茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (90113282)
村上 興匡 大正大学, 人間学部, 准教授 (40292742)
土居 浩 ものつくり大学, 技能工芸学部, 准教授 (20337687)
清水 克行 明治大学, 商学部, 准教授 (40440135)
粟津 賢太 南山大学, 宗教文化研究所, 研究員 (30558911)
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Keywords | マーシャル諸島 / パラオ諸島 / 戦地慰霊 / 靖国神社 / 遺骨収集 / 孝本貢 / 中外日報 |
Research Abstract |
本年度は当初年度初と年度末に2回の研究会を予定していたが、実際には、7月・9月に研究会を行って各分担者のサブプロジェクトの研究計画の確認および進捗状況を確認したほか、平成23年3月16日・17日に第3回研究会を企画して2人のゲストスピーカーを招いて科研メンバー以外にもオープンの形で実施予定であった。しかし、同年3月11日の東日本大震災の発生を受け、参加者の安全を考慮して延期した。同年5月28日・29日に延期分を実施したが、藤田大誠氏(國學院大學人間開発学部准教授)を研究代表者とする基盤Cの科研との合同研究会として行った。藤田氏が靖国神社の整備過程について報告したほか、こちらのゲストスピーカーとして、グレッグ・ドボルザーク氏(一橋大学大学院法学研究科准教授)と飯高伸五氏(高知県立大学文化学部専任講師)の2人に、マーシャル諸島とパラオ諸島における戦地慰霊の報告をお願いした。同研究会の詳細については、本科研プロジェクトのブログ(備考参照)に掲載するとともに、葬儀業界誌『SOGI』第124号(表現文化社)に紹介記事が掲載された。 その他の計画については、概ね順調に進んだが、各自の調査の方に時間が割かれ、厚生労働省の遺骨収集関係資料収集には着手できなかった。その他、特記すべき点としては、慰霊における地域の意義を主張し、当該分野の先駆的研究者であった故孝本貢氏の業績を検討するパネルディスカッションを日本宗教学会の学術大会において組織したほか、南山宗教文化研究所に同氏の蔵書を受け入れていただき孝本貢文庫の整理作業を進めたこと(平成22年度中にほぼ終了)、『中外日報』の遺骨収集・戦地慰霊関係の記事の集成作業を行った(平成23年度も継続)。
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Research Products
(15 results)