2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320018
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Research Institution | Kagoshima University |
Principal Investigator |
西村 明 鹿児島大学, 法文学部, 准教授 (00381145)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
土居 浩 ものつくり大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20337687)
粟津 賢太 南山大学, 付置研究所, 研究員 (30558911)
村上 興匡 大正大学, 人間学部, 教授 (40292742)
清水 克行 明治大学, 商学部, 准教授 (40440135)
DORMAN Benjamin 南山大学, 外国語学部, 教授 (80513605)
森 謙二 茨城キリスト教大学, 文学部, 教授 (90113282)
中山 郁 國學院大學, その他部局等, 准教授 (90445461)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 国際情報交換 / アメリカ合衆国 / オーストラリア / 韓国 / 国際シンポジウム / 慰霊 / 第三者関与 / 世代間継承 |
Research Abstract |
最終の24年度は成果報告の機会として、7月28・29日に国際シンポジウム「戦争の記憶と継承-記念館・教育・観光」を開催した。初日の公開パネルには、昭和館の渡邉一弘氏、米太平洋歴史公園のポールハインツ氏、豪国立戦争記念館のスティーブン・ブラード氏、ソウル大大学院のイ・ヨンジン氏から各国・地域における記憶の継承の具体的事例報告や議論が展開され、コメンテータの木村勝彦氏が各パネリストにコメントを加えた。100名以上の来場者があり、フロアからも質問が出て有意義な議論が行われた。2日目にはラウンドテーブルを行い、メンバーの西村・粟津が発題をし、ゲストの田村恵子氏からも事例報告があって、コメンテータの矢口祐人氏から記憶と継承の問題を考える上で示唆的なコメントがなされた。 本年度はその他に、中外日報マイクロフィルムの慰霊関係記事のデータ集成が完了した。さらに研究計画のマトリクスにおける各分担者のサブプロジェクトも順調に進められた。列記すると、柳川藩における戦死者祭祀の歴史的な展開についての調査、慰霊団体・施設の平和教育化・伝統文化教育としての戦争体験の活用についての調査、戦死者慰霊に深く関係して成立した戦後初の民営公園墓地の調査、金光教那覇教会が主催する遺骨収集活動の調査、南北朝期の石塔における室町期以降の地域伝承の検証、土佐藩成立以後の長宗我部時代についての伝承や顕彰行為の考察、メラネシア(パプアニューギニア)・ミクロネシア(パラオ共和国)における日本人戦没者に対する慰霊活動の展開過程並びに現状と、それを支える宗教者、旅行業者等のサードパーティーの役割についての調査、ハワイの真珠湾攻撃の追悼式における世代間継承の観察調査等である。加えて、海外研究者とのネットワーク作りもさらに広がり、米国での成果発表や、米UCサンタクルーズ校の太平洋戦争記憶研究センターの訪問・情報交換等を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(32 results)