2012 Fiscal Year Annual Research Report
科学映像を中心としたデジタル映像の展示モデルの構築に関する比較文化論的調査研究
Project/Area Number |
22320046
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
大森 康宏 立命館大学, 映像学部, 教授 (00111089)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
北野 圭介 立命館大学, 映像学部, 教授 (60303096)
望月 茂徳 立命館大学, 映像学部, 准教授 (00454504)
古川 耕平 立命館大学, 映像学部, 准教授 (90425025)
鈴木 岳海 立命館大学, 映像学部, 准教授 (20454506)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 科学映像 / 科学教育 |
Research Abstract |
大森は6月にフランス・ニース大学の映像制作者とモノ作りの背景について研究会を実施した。9月にはイスタンブールの市場のモノについて研究した。その結果、モノの有効性以外の背景が重要であり、モノの作りの映像化において、モノの作り手の思い、魂や霊力、ブランドによる技術力などの描写が要求される。それらは民族、歴史、伝統に深く関わっていくことが世界共通の認識として理解された。 北野はロンドンを中心に各種ミュージアムにおいて実地調査をおこなった。特に、大英博物館におけるシェイクスピア展における、文学作品と作家像を、同時代の歴史や文化状況のみならず、地政学的状況とそれと連動する文学的想像力を取り扱う展示において、音声や映像の戦略的な配置について調査できたことに意義があった。 望月はメディアアートにおけるデジタル技術とその展示の動向調査として、ドイツ技術博物館、ハンブルク駅現代美術館(ドイツ、ベルリン)、キングモンクット工科大学トンブリ校(タイ、バンコク)等を視察し、参加型の展示形態から発展した舞台芸術への応用動向を実際にベルリンおよびバンコクにおいて現地の技術者・芸術家と共に開発・制作を行いながら調査した。 古川は、3DCGを用いたデジタルアーカイブ制作のために、フランスのアルビにて歴史的建造物に実際に居住している市民に普段の生活と建造物の保存に関する意識調査を実施し、過去のアルビの街並みの写真資料について現地図書館にて調査をおこない、現在の街並みとの比較研究をした。 鈴木は、映像アーカイブにおける問題同定を目的として、3年間にわたる京都市内の無形文化財である剣鉾祭りの記録と映像アーカイブ化の試みのなかで、地域文化をアーカイブ化する際の映像制作に関する諸課題、とくに多人数における撮影者に向けた制作指針の作成から修正を循環する方法と、指針作成の必要性を明らかにした。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(6 results)