2013 Fiscal Year Annual Research Report
モンロー・ドクトリンの行為遂行的効果と21世紀グローバルコミュニティの未来
Project/Area Number |
22320059
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Research Institution | Seikei University |
Principal Investigator |
下河辺 美知子 成蹊大学, 文学部, 教授 (20171001)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
巽 孝之 慶應義塾大学, 文学部, 教授 (30155098)
舌津 智之 立教大学, 文学部, 教授 (40262216)
日比野 啓 成蹊大学, 文学部, 准教授 (40302830)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | モンロー・ドクトリン / 半球思考 / 惑星思考 / 南アメリカ / 島と大陸 / 海の文化表象 / 環大西洋 / 環太平洋 |
Research Abstract |
最終年度は3年間の研究活動の成果をもとに、「モンロー・ドクトリンの行為遂行的効果」が、19世紀、20世紀、21世紀のアメリカおよび西半球においてどのように表れたかについての結論を提示すべく、研究会、学会発表、論文執筆、シンポジウムを行った。本研究はモンロー・ドクトリンの行為遂行的効果をアメリカの歴史の中でたどりアメリカ的欲望の新しい姿を探索するものであるが、その先に、テロと核を抱える21世紀世界へむけた提言を模索するという目的も掲げてきた。2013年6月には別プロジェクト成果本『アメリカン・ヴァイオレンス』を出版し日本社会にむけてメッセージを発し、2013年3月には4年間のプロジェクトの総括のシンポジウムを行った。 本年度行われた研究会および個人の研究活動は以下の通りである。 ①2013年5月6日 世界文学とユートピア:J.M. クッツェーの21世紀 講師:中井亜佐子(一橋大) ②2013年11月23日 トランスアトランティック・メルヴィル 講師:西谷拓哉(神戸大)“The Paradise of Bachelors and the Tartarus of Maids”を読む 加藤惠梨香(立教大大学院)田ノ口正悟(慶應義塾大大学院)菅原大一太(成蹊大非常勤講師)③2014年1月13日ブラック・パシフィックナラティヴ:大戦間の地理的想像力とアフリカ系アメリカ文学 講師:竹谷悦子(筑波大) ④最終年度特別シンポジウム 21世紀のモンロー・ドクトリン 2014年3月29日 講師:日比野、下河辺、舌津、巽 四人の研究分担者の本年度実績は、研究論文計9点、図書計10点、学会発表・招待講演計14回(内国際学会5回)である。また海外の研究活動としては、国際学会発表(下河辺、巽、舌津)、PAMLAパネル司会、発表(下河辺、巽)、国際学会講演(巽)、海外での資料収集(下河辺、巽、舌津)など。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(33 results)