2012 Fiscal Year Annual Research Report
総合研究大学における英語学術論文作成技能の育成に向けた全学共通教育のコース設計
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22320102
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
田地野 彰 京都大学, 高等教育研究開発推進センター, 教授 (80289264)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寺内 一 高千穂大学, 商学部, 教授 (50307146)
飯島 優雅 獨協大学, 経済学部, 准教授 (50337838)
高橋 幸 京都大学, 高等教育研究開発推進機構, 准教授 (50398187)
金丸 敏幸 京都大学, 人間・環境学研究科(研究院), 助教 (70435791)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 教授法 / カリキュラム論 / アカデミックライティング / インストラクショナルデザイン / 評価 |
Research Abstract |
アカデミックライティングの効果的なコースモデルの設計に向けて、平成24年度は以下の4点を行った。 1.教育設計学(インストラクショナルデザイン)の理論を用いたアカデミックライティングのコースモデルの設計と試行:教育設計学の専門家によって、既存のアカデミックライティングコース(4クラス)の問題点を洗い出し、コースの再設計を行った。改善したコースモデルに基づき、一学期間コースを試行し、その教育効果を検証した。その結果、コースを受講した学生の総合的な英語運用能力が統計的に有意に上昇したことが確認された。 2.ライティング技能の自動評価に関する研究:ライティング技能の自動評価に関する理論研究を行った。また、ライティングの主観的評価を実現する客観的な指標について統計的機械学習を用いて分析した。 3.高等教育機関の実践例の調査:獨協大学をはじめとする、EGAP(English for General Academic Purposes)を実践している教育機関の取り組みを調査した。これらの実践例を参考にし、平成22年度に開発したアカデミックライティングのCan-Do statementsの改善に取り組んだ。 4.課題、教材、測定方法の開発:改善したコースモデルに応じた課題(タスク)や教材、ルーブリック(評価尺度)の開発に取り組んだ。TBLT(Task-Based Language Teaching)の理論に基づいてタスクを設計し、アカデミックリスニングやアカデミックリーディングとの統合型タスクを作成した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
平成24年8月にアカデミックライティングやその関連分野の専門家を招いて、講演会と研究会を開催する予定であった。しかし、招聘予定の専門家の都合が変更となり、年度内に日程を調整することができず、平成25年度に開催が延期となった。アカデミックライティングのコースモデルの設計と試行は部分的に実施したが、専門家から助言と情報を得た上で、最終的なコースモデルの構築を行うこととなった。
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Strategy for Future Research Activity |
開催が遅れた講演会と研究会については、その開催日程を平成25年度の初め(4~6月)に調整することで、進捗の遅れを取り戻す予定である。
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Research Products
(10 results)