2012 Fiscal Year Annual Research Report
アジア圏英語学習者国際コーパスネットワークの構築による多層的中間言語対照分析
Project/Area Number |
22320104
|
Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
石川 慎一郎 神戸大学, 国際コミュニケーションセンター, 准教授 (90320994)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 学習者コーパス / 中間言語 / 統制作文 / 対照分析 / アジア |
Research Abstract |
【研究の目標】本プロジェクトでは,アジア圏英語学習者の統制英作文を収集した世界最大級の英語学習者コーパス(International Corpus Network of Asian Learners of English :ICNALE)を構築し,言語教育学・英語学・日本語学・心理言語学・統計学をはじめとする関連分野の知見を統合しつつ,アジア圏英語学習者の中間言語使用特性を多角的に分析・解明することを目標としています。 【進捗と成果】1)3年間の研究計画の最終年度であった24年度末までに,アジア圏10か国および英米で合計130万語のデータ収集を完了し,公開されている統制学習者コーパスとして世界最大級の規模となりました。2)上記データの検索のために開発したICNALE Online Interfaceの検索アルゴリズムにさらに修正を加え,中心語の前後位置に出現する共起語を組み込んだ検索を可能にしました。また,インタフェースの見直しと解説の作成を行いました。3)日本人英語学習者の中間言語運用の実態を探るため,語彙力や語彙処理過程に関する心理言語学的実験を実施しました。4)プロジェクトに関連して,年度内に,単著書1冊,共著書4冊,論文6本(うち査読つき1本)を公刊しました。また,英国・米国・マレーシアを含め,内外の学会で14本の関連発表・講演を行いました(うち招待講演4本)。5) 年度末にコーパス完成を記念する国際シンポジウムを主催し,世界8か国から160名の参加がありました。また,英文300ページに及ぶ研究論文集を刊行しました。 【事業の意義】1)世界最大級の学習者コーパスの開発・公開 2) 開発したコーパスおよび同コーパスを用いた研究の内外への発信 3) 国際シンポジウムの開催による当該分野の研究の活性化への寄与
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(14 results)