2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320112
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
神保 尚武 早稲田大学, 商学学術院, 教授 (60063781)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
久村 研 田園調布学園大学, 子ども未来学部, 教授 (30300007)
酒井 志延 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (30289780)
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Keywords | CEFR / EPOSTL / J-POSTL / 自己評価Can-doリスト / 英語教師の成長 / 英語教師の自律 / J-POTL |
Research Abstract |
次の3点の研究を行なった。 1.「言語教育履修生のためのポートフォリオ(日本版)」(J-POSTL)第1次経年調査 目的:J-POSTLを複数の大学で使用してもらい、学生及び指導者が本ポートフォリオを有効利用できるような具体的方策を探ることであった。 対象者:英語教職課程を履修している3年次の学生で、教育実習が終わる4年次まで。 結果:教育実習の履修前と後では、全項目において意識の向上が見られた。 2.初任者研修における意識調査 目的:初任者研修期間中の成長を考察する。J-P0STLの項目を自己評価のチェック・リストとして使用し、どの点が成長し、どの点が成長しないかを測定した。 対象者:1つの県の6名 結果:J-POSTLのCan-do記述文を授業の力量を評価するものとして肯定的に捉えていた。教授法では、スピーキングとライティング指導に意識の向上が見られた。実践を積むことで自信が生まれることが分かった。 3.現職英語教員のためのポートフォリオ(J-P0TL)-授業力Can-doリスト作成のための予備調査 目的:現職英語教員の授業力を明らかにするために、2012年度に全国調査あをするための予備調査である。本研究会でまとめた授業力に関するCan-do記述文78項目の妥当性を検証する。 対象者:現職の英語教師と指導主事 結果:多くの修正意見が寄せられた。それらを反映すべく記述文の修正作業を進めている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定を確実に消化し、次年度の研究計画につなげることができた。
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Strategy for Future Research Activity |
2012年度には次の2点の研究を行う。1.「言語教育履修生のためのポートフォリオ(日本版)」(J-POSTL)第2次経年調査を開始する。2.現職英語教員のためのポートフォリオ(J-POTL)-授業力Can-doリスト作成のための全国調査を行う。全国の中学・高校約1万7千校の英語教員を対象にアンケート調査を行う。
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