2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320136
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
高橋 実 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (20296180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大友 一雄 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30169007)
渡辺 浩一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (00201179)
山田 哲好 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (70220390)
青木 睦 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (00260000)
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Keywords | 文書管理史 / 文書群構造分析 |
Research Abstract |
本年度は、初年度にあたるので、5月29日に研究代表者が所属する国文学研究資料館で科研メンバーによる全体会議を開催し、本研究の目的や具体的内容について説明し、かつ今後の具体的調査・研究に関する討議を行った。本年度の幕藩政関係文書の調査は、弘前市立図書館、秋田県立図書館、横手市立図書館、小浜市立図書館、真田宝物館、飯田市歴史研究所、江川文庫、京都府立総合資料館、都城島津史料館、沖縄県公文書館、韓国国史編纂委員会(対馬宗家文書)などを対象に実施した。全体の研究会は、5月29日「中近世アーカイブズ多国間比較、鳥取藩の文書管理」、8月27日「高田藩、黒羽藩の文書管理」、11月3日「対馬藩、米沢藩の文書管理」、2月19日「幕府老中の情報管理、藩政文書管理研究史」の4回開催し、それぞれ主として幕藩における文書管理をデーマとした合計8本の研究報告を行い、幅広い討論を行った。研究会の報告要旨や討議内容を含めた研究会記録を各研究会毎に作成し、研究メンバーで情報を共有する措置を講じた。また、本研究テーマに関係する幕藩政の記録史料管理及び史料論関係文献データ・ベースを作成した。一定の水準に達したならば、順次科研メンバーに配信し、共有文献情報の拡充を図りたい。2011年1月15日には、国文学研究史料館の基幹研究「近世地域アーカイブズの構造と特質」と共催で、研究集会「アーカイブズの構造を読み解く」を開催し、科研メンバー外の研究者との交流を図った。
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Research Products
(1 results)