2011 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22320136
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Research Institution | National Institute of Japanese Literature |
Principal Investigator |
高橋 実 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (20296180)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大友 一雄 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (30169007)
渡辺 浩一 国文学研究資料館, 研究部, 教授 (00201179)
山田 哲好 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (70220390)
青木 睦 国文学研究資料館, 研究部, 准教授 (00260000)
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Keywords | 文書管理史 / 文書群構造分析 |
Research Abstract |
本年度の幕藩関係文書の調査は、弘前市立弘前図書館、秋田県立文書館、茨城県立歴史館、茨城県立歴史博物館、真田宝物館、彦根城博物館、元離宮二条城内築城400年記念展示・収蔵館、長崎市歴史博物館、天草市立天草アーカイブズ、鹿児島県歴史資料センター黎明館などを対象に実施した。 全体研究会は、6月12日、10月8日、11月26日、1月21日の4回開催し、主として各藩における文書管理をテーマとして以下合計8本の研究報告及び討論がなされた。 (1)高橋実(国文学研究資料館)「藩政アーカイブズの管理システム」、(2)山田哲好(同前)「弘前藩における記録管理」、(3)吉村豊雄(熊本大学)「藩政文書と地方文書の持続形態」、(4)林匡(鹿児島県立武岡高等学校)「薩摩藩の藩政文書管理について-法令集編纂、管理規定と筆者(書役)の検討を中心に-」、(5)中野達哉(駒澤大学)「弘前藩江戸日記の管理と日記役」、(6)江藤彰彦(久留米大学)「福岡藩の記録仕法と記録管理」、(7)加藤昌宏(秋田県公文書館)「「佐竹文庫」の資料構造と形成・伝来過程」、(8)林千寿(八代市立博物館)「松井家文書の伝来過程」 個々の研究会の討議内容を含めた研究会記録も作成した。 また、本研究テーマに関係する文献データベースも継続して作成中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
全体研究会は、平成22・23年度の2カ年で8回、合計18本の研究報告と討論の実績があり、最新の各藩における文書管理の実体の究明が進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の2カ年も全体研究会を研究テーマに絞って開催することにより、対象事例の増加も期待できる。また計画当初から、それらを最終年度に成果報告書として刊行する予定に変更はない。
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Research Products
(2 results)