2012 Fiscal Year Annual Research Report
国境の植民地サハリン(樺太)島の近代史:戦争・国家・地域
Project/Area Number |
22330055
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
原 暉之 北海道大学, ―, 名誉教授 (90086231)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
竹野 学 北海商科大学, 商学部, 准教授 (00360892)
井竿 富雄 山口県立大学, 国際文化学部, 教授 (10284465)
井澗 裕 北海道大学, スラブ研究センター, 学術研究員 (10419210)
神長 英輔 新潟国際情報大学, 情報文化学部, 准教授 (40596152)
塩出 浩之 琉球大学, 法文学部, 准教授 (50444906)
三木 理史 奈良大学, 文学部, 教授 (60239209)
田村 将人 北海道開拓記念館, 学芸部, 学芸員 (60414140)
WOLFF David 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (60435948)
池田 裕子 稚内北星学園大学, 情報メディア学部, 准教授 (90448837)
越野 剛 北海道大学, スラブ研究センター, 助教 (90513242)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 日本史 / ロシア史 / サハリン / 樺太 |
Research Abstract |
1.シンポジウム、研究会 ①シンポジウム「植民地社会の比較史」北海道大学、8月18日~8月19日②サハリン・樺太史研究会(5月12日、12月8日、1月26日) ①は、帝国日本の植民地の比較研究の重要性に鑑み、とりわけ、これまで日本の研究史上で等閑視されてきたロシア極東および樺太の日本人社会史を植民地問題として提起するため、植民地朝鮮の研究者と合同のセッションを組織し、移住形態や植民地・居留地での社会形成を比較史的視野から議論することができた。②では、科研メンバーだけでなく、本州、アメリカからも、政治史・社会史・言語学など多様なディシプリンをもつ研究者を招き、サハリン・樺太史に関する諸問題を多角的に検討することができた。 2.出版準備 ①『サハリン・樺太史研究第2集 日露戦争とサハリン島資料集』②『第一次大戦・シベリア出兵とサハリン島』 ①は、平成23年度に出版した、原暉之編『日露戦争とサハリン島』(北海道大学出版会)の編纂過程で発掘した日本語およびロシア語の重要史料を翻刻・翻訳し、今後の研究の基盤構築に資するものである。現在編集の最終段階に入っており、平成25年度中に公刊される。②は、上記論文集の続編で、これまでまったく光が当てられてこなかった北樺太保障占領期(1920~1925年)の総合的研究を目指すものである。本科研分担者を中心にすでに執筆段階に入っており、平成26年度中の出版を予定している。本年度においては、執筆内容の構想について共同討議、および資料調査を、東京、大阪、北海道、ロシア(ウラジオストク、サハリン)で実施した。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(16 results)