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2010 Fiscal Year Annual Research Report

メディア環境における水俣病事件の構築と記憶

Research Project

Project/Area Number 22330157
Research InstitutionHosei University

Principal Investigator

小林 直毅  法政大学, 社会学部, 教授 (10249675)

Keywordsメディア研究 / 水俣 / 記憶 / アーカイブ研
Research Abstract

2010年度は次の研究を推進した。
1.1960年代後半から70年代における水俣病事件史上の重要な出来事として、患者家族による運動の始まり、それを支援する市民運動、労働運動をめぐるメディア言説、および当時の政治経済的状況、社会文化的状況、ドミナントな世論や価値観の動向の分析を行った。具体的には、熊本水俣病第1次訴訟の提訴、自主交渉などの患者家族の運動、それを支援する水俣病市民会議、水俣病を告発する会、新日本窒素労働組合などをめぐるメディア言説の分析と検討を行った。
2.同じ時期の重要な出来事として、第3水俣病事件をめぐるメディア言説の編制過程に注目し、当時の新聞報道とそれに関連した資料収集を水俣と熊本において行い、この出来事が社会問題として構築されるプロセスの分析に着手した。
3.同じ時期に制作、放送されたテレビドキュメンタリーの収集、分析を行った。とりわけ、熊本放送が制作したドキュメンタリー番組は、そのすべての提供を受け、アーカイブ化の作業とともに分析にも着手した。また、NHKアーカイブスの学術利用のためのトライアル研究にも参加し、当該期間の「水俣」をめぐるテレビ番組のアーカイブ研究も進めた。
4.ドキュメンタリー映画や報道写真の収集を行った。
5.これらの研究成果の一部は、日本コミュニケーション学会の招待講演で発表したほか、研究代表者、連携研究者による学術論文として2011年度に公刊する。

  • Research Products

    (1 results)

All 2010

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 教育現場でドキュメンタリー映像を使うことの意味2010

    • Author(s)
      小林直毅
    • Organizer
      日本コミュニケーション学会(第40回記念年次大会・特別セッション2)
    • Place of Presentation
      明治大学
    • Year and Date
      2010-06-20

URL: 

Published: 2012-07-19  

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