2013 Fiscal Year Annual Research Report
辺境における空間的・社会的移動と教育―奄美諸島の経験を基軸とした比較史的研究―
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22330215
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
駒込 武 京都大学, 教育学研究科(研究院), 教授 (80221977)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 奄美 / 沖縄 / 台湾 / 朝鮮 / アイヌ / 教育 |
Research Abstract |
平成25年度においては、5月19日(日)、8月18日(日)、11月2日(日)、2月16日(日)の4回にわたって京都大学駒込研究室でコアメンバーによる研究会を行い、植民地主義に関する資料集の検討会を行った。また、11月にはコアメンバーのひとりである鳥山淳が鹿児島で調査を行ったほか、2月1日(土)から3日(月)にかけて、コアメンバーである小川正人・鳥山淳・冨山一郎が奄美大島で資料調査を行った。 本来ならば研究代表者である駒込もこの奄美調査に参加するほか、1月には台湾での調査を行う予定であったが、腎機能不全のために医者から安静を申し渡されたために奄美調査への参加は上記の3名に任せ、台湾調査は中止とせざるをえなかった。台湾で行う予定だったはずの調査については、台湾の書店から購入可能な書籍については購入したほか、台湾に居住する藤井康子氏に調査を依頼した。こうした事情のために、当初はそれほど多くの金額を計上していなかった物品費を書籍代としてあてることになった。 平成25年度中には科学研究費による研究成果を公刊するまでにはいたらなかったが、平成26年度中に岩波書店より「近代日本の植民地主義」に関する資料集全5冊のシリーズ(鳥山淳が奄美・沖縄〔戦後〕を担当、冨山一郎が沖縄〔戦前〕を担当、小川正人が北海道のアイヌ民族を担当、板垣竜太が朝鮮を担当、駒込が台湾を担当)として刊行することを目指して、鋭意作業中である。また、駒込は、本資料集とも密接に関連した著書を、資料集に先行して平成26年度に岩波書店から刊行することとなり、現在、印刷中である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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