2012 Fiscal Year Annual Research Report
アート・多文化・伝統・身体・メディアを活用する表現と協同の創発的な学びの場の開発
Project/Area Number |
22330243
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
茂木 一司 群馬大学, 教育学部, 教授 (30145445)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宮田 義郎 中京大学, 情報理工学部, 教授 (00239419)
苅宿 俊文 青山学院大学, 社会情報学部, 教授 (30307136)
上田 信行 同志社女子大学, 現代社会学部, 教授 (80122141)
福本 謹一 兵庫教育大学, 学校教育研究科(研究院), その他 (80165315)
阿部 寿文 大阪女子短期大学, その他部局等, 教授 (90159434)
熊谷 保宏 日本大学, 芸術学部, 教授 (90277484)
大泉 義一 横浜国立大学, 教育人間科学部, 准教授 (90374751)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ワークショップ / 学習環境デザイン / 美術教育 / Formal×Informal / 異文化理解教育 / unlearning / ケア / メディア |
Research Abstract |
多元的共生社会への移行を見据えて、他者理解と合意形成を伴った問題解決の必要性がリアルになり、学校化されたタイトな日本社会に対するカウンターカルチャー的な学び=ワークショップの必要性が増している。本研究は、さまざまな分野に拡張するワークショップを多角的に理論・実践研究をした。 本年度は、コロキウム「Formal×Informal Learning」(2013.2)で研究全体を総括した。ワクを持つFormal Learning(学校・研修)とワクを持たないInformal Learning(日常)を対峙させ、そこから既存のワクを破壊し、越境するような新しい第三の学びの探究・構築を目論んだ。①「ワークショップという学びの最近の動向とこれから」では、「即興性」と「身体性」の重要性をワークショップデザインやファシリテータの熟達度によって解明する視点を提供できた(上田・苅宿)、②「障がい児・者とワークショップ」では障がい児をメディア的に捉えて、関係性をフラットにする重要性を指摘できた(茂木)、③「ワークショップによる人材育成」では美術館等におけるアートコミュニケータ(東京都美術館など)という新しい社会的関わりにワークショップが有効ということが証明された(稲庭)、④「ワークショップと学校教育」では演劇などのアートを通したコミュニケーション教育としてワークショップの有効性が確認できた(大泉・熊谷)、⑤「メディアワークショップの再検討」ではビスケットやScratchにおけるメディアアートワークショップの現代性が明らかにできた(宮田)。ワークショップ学習研究の全体の成果としては、その様態がネットワークの世界にまで拡張する中で、即興性や身体性、自己原因性感覚を持つこと、他者への想像力の意味、すなわち生きるための全体性を恢復し、自由になるためのアートな学び=ワークショップの重要性が確認できた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(53 results)
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[Book] 東京大学出版会2012
Author(s)
苅宿俊文、佐伯胖、高木光太郎、茂木一司他6名
Total Pages
219
Publisher
ワークショップと学び2:場づくりとしたのまなび
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[Book] 東京大学出版会2012
Author(s)
苅宿俊文、佐伯胖、高木光太郎、他7名
Total Pages
309
Publisher
ワークショップと学び3:まなびほぐしのデザイン
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