2010 Fiscal Year Annual Research Report
国語科教育改善のための言語コミュニケーション能力の発達に関する連携的・提案的研究
Project/Area Number |
22330246
|
Research Institution | Kyoto University of Education |
Principal Investigator |
植山 俊宏 京都教育大学, 教育学部, 教授 (50193850)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 智生 岡山大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (00171786)
三浦 和尚 愛媛大学, 教育学部, 教授 (40239174)
山元 隆春 広島大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90210533)
間瀬 茂夫 広島大学, 大学院・教育学研究科, 准教授 (90274274)
寺田 守 京都教育大学, 教育学部, 准教授 (00381020)
|
Keywords | コミュニケーション能力 / コミュニケーション意識 / 国語科教育 / 論理的共感 / 共同思考 |
Research Abstract |
新学習指導要領でもうたわれている言語能力の重視に関して、コミュニケーション能力は中心的な位置にある。本研究は、このコミュニケーション能力の育成に関して、科学的基礎の確保に基づき、教材・単元・カリキュラム開発という実践的・具体的な方法を提案することを目的とする。とくに今年度は、コミュニケーション能力の発達モデルの構築、及び他教科におけるコミュニケーション能力の構造モデル・その発達モデルの構築を行った。 読むこと、書くこと、話すこと・聞くこと、メディアの四領域の教材・単元開発を行った。読むこと班では、2011年2月7日に岡山大学附属小学校において授業を実施し、読むことの学習におけるコミュニケーション能力育成のモデルを開発した。書くこと班では、物語創作に焦点化し、リレー小説の実験的実践を行い、作品分析を行った。メディア班は、書くこと班と連携し、書くこと班の実践モデルをメディアを活用して実践するフレームを開発した。話すこと・聞くこと班では、研究協力者の稲田八穂教諭が2010年度に実施した、コミュニケーション能力育成のための活動を継続的に組み込んだ授業を考察した。 また、各班合同による対児童・生徒アンケート、対教師アンケートの項目を作成した。内容として、コミュニケーション能力に関わるもの、コミュニケーション意識に関わるもの、他教科におけるコミュニケーション活動及びその能力の発揮に関わるものを取り上げた。本アンケートの実施は、今後研究協力者の勤務校を中心に20校程度(小学校10校・中学校10校)程度を予定している。
|
Research Products
(32 results)