2010 Fiscal Year Annual Research Report
自転車の視点特性を考慮した情報提示技術の開発に関する研究
Project/Area Number |
22360209
|
Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
山中 英生 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 教授 (20166755)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
奥嶋 政嗣 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 准教授 (20345797)
金 利昭 茨城大学, 工学部, 教授 (40205050)
吉田 長裕 大阪市立大学, 大学院・工学研究科, 講師 (20326250)
真田 純子 徳島大学, 大学院・ソシオテクノサイエンス研究部, 助教 (60452653)
|
Keywords | 自転車 / 路面表示 / 注視特性 / サインサイズ / 情報提示性 / 自転車道 / 自転車歩行者道路 |
Research Abstract |
自転車の視線特性の計測装置を開発し、自転車走行時の視点特性に関する基礎的分析を行った。 (1)アイマークレコーダーと姿勢センサーを用いて自転車走行時の計測システム、自転車用の情報提示を変化できるドライブシミュレータによる実験システムを構築した。既存開発のプローブバイシクルシステムに加えて,アイマークレコーダー,頭部姿勢を自動計測する姿勢センサを組み合わせて、自転車走行時の視点特性を速度等の走行状態と同時に計測するシステムを構築した。 (2)走行実験上記の装置を用いて、徳島市および岡山市の自転車走行空間整備道路において被験者を走行させ,走行状態と同時に走行環境に対する視点の特性を調査した。この調査データから、自転車走行時の注視点の距離分布,路面、側方、前方、情報提示物ごとの注視時間分布の基礎情報を計測した。 (3)自転車に対する情報提示技術の事例分析国内外で整備されている自転車の走行誘導,制御,規制に関わる情報提示技術について,事例を収集した,情報提示物の諸元(サイズ,設置方法,設置間隔,素材,耐久性)について整理分析した。 (4)自転車ドライブシミュレータの構築と計測実験さらに、上記システムにドライブシミュレータを組み合わせた計測システムを開発し、サインの色彩、サイズを多様に変化させた場合など、実道路では不可能な多様な道路環境、情報掲出法下での視点特性を計測できるシステムを構築し、案内サインの視認性と視認距離の関係を計測する実験を実施した。 次年度はこれらの基礎実験の成果を分析・整理するとともに計測データの集積を進める予定である。
|
Research Products
(18 results)