2012 Fiscal Year Annual Research Report
関連遺伝子群によるリスク評価と環境因子から追究する動脈硬化の生理的多型性
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22370090
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
前田 隆浩 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (40284674)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中島 憲一郎 長崎国際大学, 薬学部, 教授 (30039656)
高村 昇 長崎大学, 医歯(薬)学総合研究科, 教授 (30295068)
山崎 浩則 長崎大学, 保健医療推進センター, 准教授 (40346953)
草野 洋介 長崎ウエスレヤン大学, 現代社会学部, 教授 (70325637)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 動脈硬化 / 遺伝子多型 / 頸動脈内中膜複合体厚 / 心臓足首血管指数 / MTHFR遺伝子 / Adiponectin遺伝子 / HDAC4遺伝子 / CARKL遺伝子 |
Research Abstract |
平成24年度の健診で478人分(男性183例、女性295例)の血液サンプル、基本的臨床データ、頸動脈内中膜複合体厚(IMT)および心臓足首血管指数(CAVI)のデータを得ることができた。平成22年度から収集したサンプルのうち、動脈硬化に関連する疾患および喫煙者を除いた1,295例(男性502例、女性793例)について、動脈硬化への関与が示唆されているMTHFR(rs1801133)、HDAC4(rs3791398)、CARKL(rs465563)、Adiponectin(rs1501299)の4遺伝子について多型解析を行った。各々の遺伝子多型の頻度(%)は、MTHFR(CC/CT/TT): 43.2/46.5/10.3、Adiponectin(GG/GT/TT): 53.7/38.9/7.4 、HDAC4(GG/GA/AA): 80.4/18.5/1.1、CARKL(GG/GA/AA): 12.7/44.5/42.8であった。各々の遺伝子について、性別と年齢を補正した上で多型とIMTおよびCAVIとの関連をみたが、有意な関連は認めなかった。また、不利とされる遺伝子多型をスコア化し(MTHFR: CC=0, CT=0, TT=1, Adiponectin: GG=1, GT=1, TT=0, HDAC4: GG=0, GA=1, AA=1, CARKL : GG=0, GA=1, AA=1)、保有数をもとにOから4の5グループに分類した上で解析を試みたが、グループとIMTおよびCAVIに有意差を認めなかった。しかしながら、有意ではないもののスコアが増加するに伴ってCAVI値が上昇する傾向が認められた。 以上の結果より、遺伝要因が動脈硬化に与える影響は小さいことが示唆されるが、関連している傾向が認められることから、今後は解析数と解析する遺伝子の種類を再検討する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)