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2012 Fiscal Year Annual Research Report

温帯落葉果樹の休眠制御における低温シグナルの機能に関する研究

Research Project

Project/Area Number 22380019
Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

菅谷 純子  筑波大学, 生命環境系, 准教授 (90302372)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 弦間 洋  筑波大学, 生命環境系, 教授 (70094406)
瀬古澤 由彦  筑波大学, 生命環境系, 助教 (90361310)
Project Period (FY) 2010-04-01 – 2014-03-31
Keywords果樹 / 休眠 / メタボローム / 代謝
Research Abstract

本研究では、温暖化や異常気象がもたらす果樹の発芽異常の原因とメカニズムの解明するため、ニホンナシなどの温帯落葉果樹の休眠導入期や休眠打破期における低温の役割について明らかにすることを目的に、ナシの休眠芽における代謝変化をメタボローム解析等を行った。
平成24年度においては、平成23年度、24年度において行った解析について詳細な解析を行った。特に、異なる低温量(0CH, 300CH, 600CH, 750CH)に遭遇したニホンナシ‘幸水’花芽のメタボローム解析結果について、多変量解析を行い、主成分解析、階層的クラスター分析を行った。その結果、0CH、300CHと比較して、600CH, 750CHに遭遇した芽では、大きく代謝物のパターンが変化していることが明らかになった。中でも、多くの核酸や糖リン酸において、増加傾向が認められた。リン酸化合物の中でもADP, 3PGAなどは、低温処理依存的に増加している可能性が見出された。また、有機酸の中に、低温処理により増加しているものが複数見出され、代謝の変化が起こっていることが予想された。休眠芽におけるアミノ酸含量については、低温処理により減少するものが多数見出された一方で、メチオニンなどの増加するアミノ酸も見出された。今回の解析の結果からは、0CHと300CHとの間の違いは大きくなかったが、300CHから600CHとの間には大きな代謝変化があることが考えられた。低温量が約600CHでは、低温遭遇量が正常な萌芽に不十分だとされたが、今回の結果からは、十分な低温量に遭遇した花芽(750CH)の代謝物との違いは個体差も大きく明確ではなかった。

Current Status of Research Progress
Reason

24年度が最終年度であるため、記入しない。

Strategy for Future Research Activity

24年度が最終年度であるため、記入しない。

URL: 

Published: 2014-07-24  

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