2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22380117
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
泉田 洋一 東京大学, 農学生命科学研究科, 教授 (10125809)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加古 敏之 神戸大学, (連合)農学研究科(研究院), 名誉教授 (00121533)
新山 陽子 京都大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (10172610)
青柳 斉 新潟大学, 自然科学系, 教授 (30184055)
飯國 芳明 高知大学, その他の研究科, 教授 (40184337)
生源寺 眞一 名古屋大学, 生命農学研究科, 教授 (40196580)
立川 雅司 茨城大学, 農学部, 教授 (40356324)
茂野 隆一 筑波大学, 生命環境科学研究科(系), 教授 (60292512)
坂下 明彦 北海道大学, (連合)農学研究科(研究院), 教授 (70170595)
川手 督也 日本大学, 生物資源科学部, 教授 (80355263)
荒幡 克己 岐阜大学, 応用生物科学部, 教授 (90293547)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 農業・農村経済学 / 情報化 / 国際化 / 形態分析 / 学会活動 / 東アジア / 日本学術会議 / ポリヴァレント |
Research Abstract |
本研究は、今日の農業・農村経済学が、農業経済分析学、農業経営学、フードシステム学、農政学、農業史、農村社会学といった個別の関連学問の総体として存在するという理解に立って、その学問上の成果を個別関連学会の活動の成果として分析すると同時に、共通する課題を抽出して、農業・農村経済学の今後の方向性を見極めんとするものである。個別関連学期の成果については、14の農業経済関連学会の成果を時系列的に分析し(縦糸分析)、成果と課題を個々に分析した。共通課題の抽出(横糸分析)にあたっては、各学会の学会誌掲載論文の形態分析、農業経済学会の会員へのアンケート調査に加えて、国際農業経済学会、韓国、台湾、中国の農業経済学会の動向についても、専門家に依頼して分析を行った。また日本学術会議の農業経済学分科会の議論も検討した。 研究プロジェクトには20名の研究者が参加し(うち11名は科研費の研究分担者)、関連学会をほぼ網羅して作業を進めた。また農業経済学会で2回のシンポジウムを開催し(早稻田大学、九州大学)、成果は2013年の3月に本という形で出版した。 研究成果のポイントを以下のようにまとめる。(1)学問が深化するにつれて細分化・複合化の傾向が生じておりこれが関連学会数の増加の背景にある。(2)学問の国際化・情報化、あるいは業績主義に対応した学会活動の変化がみられる。(3)論文数といういう意味での研究成果発信は大きく進展した。(4)しかし英文論文等研究の質においては改善すべきところが多い。(5)農業経済関連の学問には人文科学的な性格をもったものと自然科学的な側面を持ったものが併存しており両者を有機的に補完する試みが重要である。(6)グローバル化の進展に対応した学会活動のあり方が要請される。この点、国際農業経済学会の試みや、韓国の農業経済学会のあり方が極めて参考になる。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(1 results)