2010 Fiscal Year Annual Research Report
アグリイノーベーションのための篤農技術の評価・普及に関する知識創造手法の開発
Project/Area Number |
22380124
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
門間 敏幸 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (30318175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
梅本 雅 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業総合研究センター, 管理監 (20370520)
関野 幸二 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業総合研究センター, チーム長 (70370492)
磯島 昭代 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 東北農業総合研究センター, 研究員 (00355257)
後藤 一寿 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, 九州沖縄農業総合研究センター, 研究員 (70370616)
安江 紘幸 東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (40508248)
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Keywords | アグリイノベーション / 篤農技術 / 知識創造手法 / テキストマイニング / 知財管理 |
Research Abstract |
本年度は,日本農業のアグリイノベーションの担い手となる篤農の技術を発掘するとともに,その技術の特徴を体系的に評価する方法の評価,篤農データベースの構築を行い,次の成果を得た。 (1) 全国篤農技術データベースの開発:現在の全国の篤農家が保有する篤農技術の掘り起こしを行うための基礎的なデータベースを開発した。具体体には,我々がこれまで研究対象とした数多くの調査農家の技術を評価するとともに,農林水産省,国,県の試験研究機関,全国の普及センターからの情報をもとに全国篤農技術データベースを開発した。 (2) データベース情報の解析:ここでは,主として篤農家ならびに優れた経営能力を有すると思われる農家のインタビューや講演記録データに基づき,その技術の特性ならびに経営管理ノウハウの把握を試みた。 (3) 研究メンバー全員による篤農技術の事例調査の実施:ここでは,篤農技術評価手法の特性を参加メンバー全員で解明するため,関東地方及び九州の篤農家を訪問し,篤農技術の特性を様々な角度から調査した。 (4) 研究メンバー個々による篤農技術の調査の実施:研究代表者を中心とする研究グループは,篤農データベースの開発とテキストマイニング手法による経営管理能力の評価,梅本を中心とするグループは水田作技術(特に水田代掻き技術の評価),関野を中心とするグループは果樹生産技術(特にりんごの剪定技術),安江は雨よけほうれんそう技術の普及を,後藤は試験研究機関が開発した品種や技術を活用した6次産業化,農商工連携推進技術の評価を実施した。
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Research Products
(10 results)