2012 Fiscal Year Annual Research Report
アグリイノーベーションのための篤農技術の評価・普及に関する知識創造手法の開発
Project/Area Number |
22380124
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
門間 敏幸 東京農業大学, 国際食料情報学部, 教授 (30318175)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
磯島 昭代 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, その他部局等, 研究員 (00355257)
梅本 雅 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, その他部局等, その他 (20370520)
安江 紘幸 東北大学, (連合)農学研究科(研究院), 助教 (40508248)
関野 幸二 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, その他部局等, その他 (70370492)
後藤 一寿 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構, その他部局等, 研究員 (70370616)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 篤農技術 / 解説付き映像把握 / 果樹の剪定技術 / 知的財産管理 / 技術の普及 / 暗黙知と准暗黙知 |
Research Abstract |
本年度は研究の最終年度となるため,研究成果の映像での取りまとめ方法について主として検討した。具体的には,水稲生産,りんご生産,みかん生産,パインアップル生産に関する篤農家の技術を映像で記録して,その技術の特徴とポイントをインタビューで把握して,映像と文章情報を統合して篤農技術の准暗黙知,暗黙知の把握を試みた。具体的に解明を試みた技術は,次の通りである。1)水稲生産における粗植栽培技術のポイントと,その指導・普及方法の特徴を把握する,2)2人のりんご生産の篤農家を対象として,異なるタイプのりんご剪定技術の特徴の把握を試みる,3)沖縄における柑橘生産農家の剪定技術の特徴を把握する,4)沖縄における最高級パインアップル生産農家の土作り,苗作り,移植技術の特徴を把握する。 これらの篤農家の生産技術の映像把握については,彼らの目線の位置に小型ビデオカメラを取り付け,一つ一つの技術について「なぜ,その技術を採用したか」を説明しながら実践してもらった。さらに,その映像記録を再生しながら,さらに詳細な説明をインタビューに基づいて把握するという方法を採用した。そのほかにも,本年度はお茶の篤農家(有機栽培農家と高級茶生産農家)における茶樹の剪定方法と茶葉の加工技術,プリザーブドフラワー用の特殊な花木の生産技術と加工技術の特徴の把握を試みた。 また,本年度が本研究の最終年度に当たるため,以上の研究成果以外にも研究代表者である門間は,モンゴルにおける耕種農家の生産技術の特徴,台湾におけるマンゴー農家の生産技術の特徴の把握を試みた。また,共同研究者の梅本は日米の大豆生産技術の特徴を,後藤は大豆の多様な用途需要と企業の製品戦略を,連携研究者である吉永は個別農家,生産組織,地域における知的財産であるオリジナル品種の開発と普及が,個別農業経営,生産組織さらに地域の発展に及ぼす効果を総合的にとりまとめた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)