2010 Fiscal Year Annual Research Report
次世代DNAシークエンサーによるCTLメモリー樹立・維持の分子基盤解明
Project/Area Number |
22390095
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
松島 綱治 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (50222427)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
橋本 真一 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 特任准教授 (00313099)
倉知 慎 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (00396722)
上羽 悟史 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (00447385)
阿部 淳 東京大学, 大学院・医学系研究科, 助教 (50581831)
|
Keywords | 免疫学 / 感染症 / メモリーCTL / 老化 / 免疫記憶 |
Research Abstract |
(1)CTL一次応答のサンプル取得(基本モデル) 均質なCTLを大量に得るためにT細胞受容体トランスジェニック(TCR Tg)細胞とウイルス感染モデルマウスを利用する。コンジェニック分子であるCD45.1を発現する卵白アルブミン(OVA)特異的TCR Tg由来のCD8^+T細胞(OT-I細胞)をナイーブ野生型(WT)レシピエントマウス(CD45.2を発現)に養子移入し、1日後にOVAを発現する組換えリステリア菌(LM-OVA)ないし組換えワクシニアウイルス(VV-OVA)を経静脈感染させる。コンジェニック分子の発現を指標に、応答の各期(ナイーブ、エフェクター、コントラクション、メモリー)においてOT-I細胞を脾細胞から分取して解析サンプルとする。 (2)次世代シークエンサーを用いたCTLサブセットにおける包括的遣伝子発現解析 上述のサンプルを対象にCTLサブセットライブラリーを作製後、次世代DNAシークエンサーを用いて数百万の転写産物(tag)を解析した。特異的に発現すると同定された遺伝子は、さらに細胞膜/転写因子/シグナル伝達などに分類し、機能解析のための候補遺伝子を選定しつつある。 次年度以降に個別遺伝子の機能解析を詳細に行っていく予定である。
|
Research Products
(4 results)