2012 Fiscal Year Annual Research Report
血管内皮細胞選択的ナノDDS技術を基盤とする革新的治療的血管新生療法の創製
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22390160
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
江頭 健輔 九州大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (60260379)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | ナノテクノロジー / ドラッグデリバリーシステム / 治療的血管新生 |
Research Abstract |
1.生体吸収性ポリマーPLGAナノ粒子の製造: 水中エマルジョン溶媒拡散法を用いて生体吸収性高分子ポリマー(PLGA)製ナノ粒子を作製した。蛍光マーカー(FITC)、あるいは、ピタバスタチンを封入した平均粒径200 nmのPLGAナノ粒子を再現性良く作製できた。臨床治験にも使用できる適正医薬品製造基準(Good Manufacturing Practice)のピタバスタチン封入ナノ粒子製剤を製造した。 2.霊長類(サル)下肢虚血モデル実験: 臨床応用に向けてサルモデルでの評価を行った。このモデルの利点は、ヒトの閉塞性動脈硬化症患者と同様に、1)慢性虚血モデルであること(マウスモデルは急性虚血である)、2)側副血行路の発達を血管造影で検出できること、3)その機能を解析できること、である。 カニクイザル(3-4歳、体重4kg)を用いて下肢虚血モデルを作製した。ピタバスタチン封入ナノ粒子の側副血行路の発達に対する効果は血管造影法ならびにアンジオCT(Siemens社製ヘリカルCT、SOMATOM Sensation16)を用いて評価した。 下肢虚血誘導後7-10日目に生食、FITC封入ナノ粒子、ピタバスタチン、あるいは、ピタバスタチン(0.5 mg/kg)封入ナノ粒子を虚血筋肉に注射した。ピタバスタチン封入ナノ粒子投与群において血管造影ならびにアンジオCTで確認できる側副血行路の誘導が証明された。他の3群では側副血行路の誘導は確認できなかった。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)