2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22390221
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
鈴木 勝昭 浜松医科大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (00285040)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉原 雄二郎 浜松医科大学, 医学部, 研究員 (00529464)
岩田 泰秀 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (10285025)
土屋 賢治 浜松医科大学, 学内共同利用施設等, 准教授 (20362189)
竹林 淳和 浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (50397428)
中村 和彦 弘前大学, 医学(系)研究科(研究院), 教授 (80263911)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 児童・思春期精神医学 / 分子イメージング / コリンエステラーゼ / PET / 自閉症 |
Research Abstract |
本研究の目的は、自閉症の病態において脳内コリン系の果たす役割を明らかにすることにある。平成22年度において、自閉症者脳内のアセチルコリンエステラーゼ活性を陽電子断層法(PET)により計測したところ、顔認知に重要な紡錘状回において有意に低下していた。さらに、この低下は社会性の障害の重症度と逆相関していた。すなわち、紡錘状回におけるコリン系の障害が強いほど、社会性の障害が強いという相関関係が示唆された。そこで、平成24年度は、前年度より引き続き、自閉症脳内コリン系の障害が同障害における顔認知に果たす役割を調べる目的で、以下の2つの検討を行った。 1) 顔認知における注視点の分布の解析: 定型発達児が他者の顔を見るとき、その注視点は主に目に集中するのに対し、自閉症児はほとんど目を見ない。そこで、前年度のアセチルコリンエステラーゼPET研究の被検者を対象に、人物の顔を含む一連の画像をディスプレイ上に提示した時の注視点の分布を計測した。計測には、(株)タイカ製の注視点検出装置(本学と静岡大工学部が開発に協力)を用いた。その結果、先のPET研究に協力した成人自閉症者でも有意な注視点分布異常が認められた。この所見について、現在論文を作成中である。 2) 顔認知課題負荷によるfMRI検査: 上記1)の注視点検出装置で用いたのと同様の、人物の顔を含む一連の画像を課題として提示した際に賦活する脳部位を明らかにする目的で、fMRI実験を行った。絋仁病院(名古屋市)との共同研究として、同院が有する3テスラ・スキャナ(GE社製 Signa EXCITE)を用い撮像プロトコルを作成した。上述のPET研究の被検者を対象に撮像と解析を進め、これまでに約半数を終了した。今後も、撮像と解析を継続していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(4 results)