2010 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22390239
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Research Institution | National Institute of Radiological Sciences |
Principal Investigator |
犬伏 正幸 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 研究員 (70399830)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐賀 恒夫 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, グループリーダー (40273445)
小泉 満 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 上席研究員 (20136352)
金 永男 独立行政法人放射線医学総合研究所, 分子イメージング研究センター, 博士研究員 (50568285)
山原 研一 独立行政法人国立循環器病研究センター, 再生医療部, 室長 (50450888)
梨井 康 独立行政法人国立成育医療研究センター, 移植・外科研究部, 室長 (60321890)
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Keywords | 循環器 / 分子イメージング / 遺伝子治療 / 再生治療 / 心臓移植 |
Research Abstract |
初年度は、3つのテーマ研究に共通する技術課題の検討など、in vitro実験とin vivo予備実験を行った。具体的内容:心筋[18F]FDG-PETの条件の最適化については、心筋への[18F]FDG集積を最大にするためには[18F]FDG投与30分前にインスリン8mU/gBW、グルコース1mg/gBWを腹腔内投与し、さらにPET撮像後の低血糖を予防するためには撮像後に再度グルコース1mg/gBWを腹腔内投与することが望ましいことが分かった。また、新しい高圧乾燥保存法により保存した心臓を移植する群と、心臓を摘出してから保存無しで直ちに移植する陽性対照群の2群において、[18F]FDG PET/CTによってviability評価を行った結果、高圧乾燥保存群において[18F]FDG PET/CTが早期から非常に高い感度で心筋障害を検出することが分かった。心筋虚血モデルラットの作成については、共同研究者1名が相当な頻度で成功するようになり、安定して成功するためにさらに習熟を重ねた。NISレポーター遺伝子の応用については、pENTR3c-hNISを組み込んだレンチウィルスベクターpLenti6-NISを作成し、ラット骨髄幹細胞に導入した後、NIS機能を確認するための99mTcO4-集積試験を行い、NIS遺伝子の導入と発現が確認できた。意義と重要性:初年度は、第2年度以降のin vivoイメージング実験を実施する上で基盤となる重要な成果が得られたと考えている。
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Research Products
(11 results)