2010 Fiscal Year Annual Research Report
マルチタッチ・スクリーンを用いた直感的な胸腔鏡コントロールシステムの開発
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22390270
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
島田 順一 京都府立医科大学, 医学研究科, 准教授 (60315942)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 大志朗 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (70315943)
寺内 邦彦 京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (10515290)
伊藤 和弘 京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (30398367)
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Keywords | マルチタッチ・スクリーン / 直感的 / 胸腔鏡手術 / ロボット / 遠隔医療 |
Research Abstract |
マルチタッチパネルでコントロールについて、SUQSE Incと、プログラムを改良して動作と反応を改善した。タッチポイントを移動させるときに、指を動かしてもよい範囲を円で画面上に表示して、指の動きが速すぎて、検出範囲をこえてシステムが誤動作する可能性を大きく減少させることができた。これにより、より安定して動作できるようになった。平成22年度の備品で購入できたAPC焼灼装置で実際に鶏肉を凝固切開した。距離5ミリ以内であれば、APCで十分に対象を凝固止血できると判断できた。日本呼吸器外科学会と日本胸部外科学会でタッチパネルナビゲーションの内視鏡手術システムとその動物実験を発表した。イノベーションジャパン2010での発表についての問い合わせに10chの「世界一受けたい授業」という科学系テレビ番組の取材があった。平成23年1月29日放送され、タッチパネルによる手術機器のコントロールの世界を広く一般のひとにも知ってもらえることとなった。テレビスタジオでの実演を行うにあたり、明るすぎて誘導の緑のレーザーポイントが弁別しがたくなったり、焼灼が高度になると肉の表面がこげたり白く焼けたりすることで、画像の二値化の際に対象点が不整になり対象点抽出にエラーが起こりやすくなることがわかった。この補正のために周囲の反射光を抑制し、位置計算が明確になるようにAPCのアームを保持する機構を改良した。遠隔操作システムとして京都府立医科大学と公立山城病院の2地点間でデジタルギガ疎水回線を駆使して遠隔操作を試みた。APCのファイア操作のトリガーと大学での観察画像のブロックノイズの発生とデータ転送の遅れをみた。
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Research Products
(2 results)