2012 Fiscal Year Annual Research Report
マルチタッチ・スクリーンを用いた直感的な胸腔鏡コントロールシステムの開発
Project/Area Number |
22390270
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
島田 順一 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 准教授 (60315942)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 和弘 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), その他 (30398367)
加藤 大志朗 京都府立医科大学, 医学(系)研究科(研究院), 助教 (70315943)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | マルチ・タッチスクリーン / ロボット / 直感的 / 胸腔鏡手術 / 遠隔医療 |
Research Abstract |
ロボットアーム先端に実際の手術で用いるAPC焼灼装置を取り付け、図形を焼灼する実験を行いタッチパネルナビゲーションシステムの精度評価を行った。予め円をプリントしておいた感熱紙を生理食塩水に浸し導電性をもたせた。操作者はタッチパネルモニターに映された感熱紙上の円の輪郭を指でなぞりAPCで焼灼した。APCによる焼灼幅は平均4mm、基準線からの誤差は平均6mm程度であった。手術経験の浅い初学者と手術経験の豊富な専門医が行ったところ、いずれも直感的に操作可能であった。また、焼灼した軌跡と基準線との距離は2者でほぼ同等であった。このことから、手術操作の際にこのシステムを用いることで手術経験の差を縮小できる可能性が示唆された。これらの結果について、日本生体医工学会とComputer Assisted Radiology 26th International Congress and Exhibition (CARS2012)で発表した。線形動作の精度解析のために正方形を焼灼する実験を追加し、初学者と専門医で概ね差のない結果が得られることも確認した。また、近年急速に利用が広がっているタブレットPCを用いてこのシステムの遠隔操作を試みた。virtural network computingを利用してこのシステムに接続し、同一施設内の約50m離れた場所からタブレットPCのタッチパネル画面をなぞって指示することでロボットをゆっくりと追随させることができた。測定した回線速度は共通のLANを用いた場合が6.84Mbps、virtual private networkを介してインターネットを用いた場合が2.48Mbpsであった。この結果についてCARS2012とThe 7th Asian Conference on Computer Aided Surgeryで発表を行った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(10 results)