2013 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22390409
|
Research Institution | Prefectural University of Hiroshima |
Principal Investigator |
折山 早苗 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (20457203)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
|
Keywords | 16時間夜勤 / 看護師 / 疲労 / 眠気 / 仮眠 |
Research Abstract |
H25年度は、昨年度に収集した16時間夜勤時の看護師12名のデータを解析した。12名の内、120分間以上仮眠をとった6名と120分間以下の仮眠をとった6名をそれぞれ、夜勤の前半(22:00-02:00)に仮眠をとった場合と夜勤の後半(02:00-04:00)に仮眠をとった場合で比較検討を行った。測定項目は,勤務中に心電図とアクチグラフを装着し,心拍数ならびに仮眠時の睡眠の質を測定し,16:00,21:00,仮眠前・後,06:00,勤務終了時の09:00の6時点に視覚的評価スケール(Visual Analog Scale; VAS)にて眠気と疲労感を測定した。結果,勤務後半に120分間以上の仮眠とった場合,09:00まで眠気の増加は認められなかった。疲労感については,仮眠を夜勤の前半より後半にとったほうが朝方の疲労感の増加を抑えることができた。更に,仮眠を120分間以上とったほうが仮眠後に疲労感の低下も認められた。 自律神経系の変化については,仮眠時間が120分間以上は仮眠後に副交感神経活性を示すLF/HFの活動が増加し,ストレスの少ない状況を示していた。 以上より,16時間夜勤時に120分間以上の仮眠をとることで,身体への負担が軽減され,さらに,120分間以上の仮眠を夜勤後半にとることで,眠気が残らず,朝方にかけて眠気の低減効果を確認した。つまり,長時間夜勤における朝方の作業量の維持,改善にも効果があることが示唆された。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
25年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(3 results)