2012 Fiscal Year Annual Research Report
外来がん医療における看護師の役割拡大を図る看護マネジメントモデルの構築と検証
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22390428
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Research Institution | Sophia University |
Principal Investigator |
浅野 美知恵 上智大学, 総合人間科学部, 教授 (50331393)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐藤 禮子 兵庫医療大学, 看護学部, 教授 (90132240)
岡本 明美 順天堂大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (20456007)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2014-03-31
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Keywords | 看護学 / 外来がん医療 / 看護師 / 役割拡大 / マネジメントモデル / 継続看護 / リーダー支援 |
Research Abstract |
【研究目的】1. 外来がん医療における看護師の役割拡大を図る看護マネジメントモデルの考案と検証、2. 外来がん看護リーダー支援に向けて、協力施設でのアクションリサーチの継続。 【結果・考察】1.外来がん看護実践力開発プログラムの考案: 外来がん看護のリーダーを中心に役割の明確化と、既研究成果に関連文献検討による活動内容と方法を明記した標準看護計画の改定。2.施設の強みを活かす外来がん看護システムの考案: 既調査結果に関連文献考察を加え、看護管理者と外来がん看護リーダーと目標達成に向けた組織図を作成、院内周知。3.外来がん医療における看護師の役割拡大を図る看護マネジメントモデルの検証:上記1. 2.を統合・考案。試行:平成24年12月~3月17日。毎月約28件実施・高評価。運用の微調整とケア評価の視点・内容の再確認。適用開始:25年3月18日。ケア評価・目標達成度の検証データ収集は、次年度5月から実施予定。4.先駆的外来がん看護の地域連携・チーム医療に取り組んでいる英国医療施設と看護大学視察:4施設。医師、看護師、教育担当者(経営学者)ら9名。外来がん看護実践力を高めるプログラム創りには教育の標準化と教育レベルの具体的明示、施設の強みを活かすには質保証の評価システムの提示が必須。5.外来がん看護リーダー支援に向けたアクションリサーチ:外来がん看護学習会の月1回開催。研究者による組織・人材開発研修会と組織的協働のあり方共有。乳がん看護や外来看護師支援のあり方等研究成果の学会発表・討議。6.関連情報収集及び文献検討:看護臨床教育調査として、臨床と大学・大学間の連携協働が先駆的な英国看護大学1施設の視察を次年度検討中。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究はアクションリサーチとして協力施設のリーダー看護師とともに現場の状況に応じて進められており、成果を挙げている。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究の重要な構成要因である臨床看護実践力開発プログラムによる臨床ケアの質保証を検証するための実地調査を一定期間検討している。実地調査先として、臨床と大学・大学間の連携協働が先駆的な英国看護大学1施設を計画中であり、対象候補施設からは、おおむね協力が得られるという回答を得ている。
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Research Products
(4 results)