2012 Fiscal Year Annual Research Report
北欧ケアの実地調査に基づく理論的基礎と哲学的背景の研究
Project/Area Number |
22401016
|
Section | 海外学術 |
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
浜渦 辰二 大阪大学, 文学研究科, 教授 (70218527)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中村 剛 関西福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (00412099)
山本 大誠 神戸学院大学, 総合リハヒ゛リテーション学部, 講師 (10411886)
福井 栄二郎 島根大学, 法文学部, 准教授 (10533284)
中河 豊 名古屋芸術大学, 音楽学部, 教授 (20198047)
前野 竜太郎 聖隷クリストファー大学, リハヒ゛リテーション学部, 准教授 (50347184)
高橋 照子 西武文理大学, 看護学部, 教授 (80171502)
備酒 伸彦 神戸学院大学, 総合リハヒ゛リテーション学部, 教授 (80411883)
竹之内 裕文 静岡大学, 創造科学技術大学院, 教授 (90374876)
竹内 さをり 甲南女子大学, 看護リハヒ゛リテーション学部, 講師 (90454727)
|
Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
|
Keywords | 北欧ケア / ケア学 / 生活世界 / 福祉 / 自立 / 連帯 / 人間観 / 障害 |
Research Abstract |
本研究は,医療,看護,リハビリ,介護,福祉,保育,教育まで広がる「北欧ケア」を,哲学・死生学・文化人類学といったこれまでこの分野にあまり関わって来なかった研究者も参加して学際的に,しかも,実地・現場の調査を踏まえ,現場の人たちと研究者の人たちとの議論も踏まえて行うというところに,これまでにない特徴をもっている。研究分担者全員が、3年間に少なくとも1回は北欧のいずれかの国に、それぞれの関心から現地調査をしたうえで、考察を発表し議論を重ねてきた。 これまでの考察から「北欧ケア」の特徴として浮かび上がって来たことは,第1に,上に広い意味で「ケア」と呼んだ各分野の連携が機能しており,医療と福祉を繋ぐ全体としての「ケア」を考える「ケア学」が広まって来ていること,第2に,これも広い意味での「在宅」を中心に「ケア」が行なわれる体制を基本として,「患者中心」よりも「生活者中心」という考え方が大切とされていること,第3に,「自立/自律」の思想とともに「連帯/共生」の思想が長い歴史とともに深く根づいていること,などである。 この3年間に12回の研究会を開催するとともに、予告的な市民公開シンポジウムと最後の成果を発表する市民公開シンポジウム「いま,北欧ケアを考える」を開催し、また、ホームページを立ち上げて、研究会の案内と記録を逐次公開し、研究の成果を広く一般にも公開してきた。さらに、研究分担者と研究協力者により、最終年度に刊行された『看護研究』に「北欧ケアとは何か―看護研究への示唆」という特集を組むとともに、『地域リハビリテーション』に7回にわたって,研究分担者6人により連載「みんなでケアを考える! 哲学者,文化人類学者,ケア研究者・従事者が一緒に考えるこれからの高齢者ケア」を掲載した。それらを含めて、最終的に3年間の研究業績をまとめた報告書『いま、北欧ケアを考える』を発行した。
|
Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
|
Research Products
(35 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] BBAT2012
Author(s)
山本大誠
Organizer
臨床精神科リハビリテーション研究会
Place of Presentation
道ノ尾病院
Year and Date
2012-12-08
-
-