2012 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
22401018
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Rikkyo University |
Principal Investigator |
実松 克義 立教大学, 公私立大学の部局等, 教授 (40226030)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | マヤ・カレンダー / 時間思想 / 世界観 / マヤ神聖暦 / マヤ太陽暦 / マヤ長期計算法 / ナワール / サイクル |
Research Abstract |
最後の年度である2012年度は前年度、前々年度の経験と実績を踏まえて、総合的見地から最終リサーチ、補完調査を行った。 2012年8月初旬から下旬にかけて約3週間グアテマラ共和国に滞在し、最終フィールドワーク、文献・資料収集を行った。フィールドワークでは、マヤ文化の中心であるケツァルテナンゴをベースに、近隣のマヤの村々、とりわけモモステナンゴに滞在してマヤのシャーマン及び知識人に聞き取り調査を行い、マヤ神聖暦、太陽暦、その他マヤ伝統文化について、より深い次元の情報収集を行った。またマヤ・キチェーの文化伝統の理解を確実にするため、キチェー語の系統的な復習を行った。その他、ケツァルテナンゴのマヤ研究者と情報及び意見の交換を行い、マヤの文化伝統に関する理解を深めた。 今回のフィールドワークの最大の目標は、マヤ・カレンダーの時間思想における重要な諸要素、生命の火、ナワール(叡智)、エネルギー、そしてサイクル(周期)としての時間概念を現代マヤ文化の中で確かめることであった。とりわけサイクルとしての時間概念の文化的意味を調べることであった。さらにはまた、2012年12月21日で大周期が終了したマヤ長期計算法について、現代マヤ民族がいかなる見解を持っているのかを知ることでもあった。 これらに加えて、グアテマラ中央部のコバン地域を訪れ、これまで知る機会がなかったマヤ・ケクチ族の伝統文化を調査した。その結果、マヤ・カレンダーを始めとするマヤ文化の諸伝統が基本的に同一であることを確認した。 以上の最終フィールドワークに加えて、研究テーマに関する広範な文献調査及び資料収集を行った。最後に、これまでに得られたデータを分析・総合して、マヤ時間思想及び世界観についての考察を行い、最終的な結論を出すに至った。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(3 results)