2012 Fiscal Year Annual Research Report
チェルノブイリ被災地をモデルとした原発解体作業に伴う被ばく影響の基礎的研究
Project/Area Number |
22406019
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Section | 海外学術 |
Research Institution | Dokkyo Medical University |
Principal Investigator |
木村 真三 獨協医科大学, 医学部, 准教授 (50321849)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | チェルノブイリ / ホールボディカウンター / 食事調査 / 国際研究者交流 / 国際情報交換 / ウクライナ / ナロージチ地区 / ジトーミル州 |
Research Abstract |
(はじめに)ウクライナ国ジトーミル州ナロージチ地区はチェルノブイリ原発より西側50~80kmに位置している。ソ連崩壊後、安全な食品の配給もなくなり自給自足の余儀なくされている。 (研究の目的)配給もなくなり自給自足の生活をしているナロージチ地区の住民は、半減期の関係で外部被ばくは年々減少しているにも関わらず、内部被ばくの影響が高い。そこで、人体に対して、放射線が長期的に及ぼす影響を調査するため、ナロージチ地区での食事調査および内部被ばく量を詳しく調査を行った。 (調査方法)職業および収入格差を考慮し、代表的な職業かつ平均的月収の家庭を選び、陰膳法によって調査を行った.季節変動を考慮し、5日間連続1回として四季を通じて4回の調査を行い、食材の入手先等の質問旨に答える.集められた食事は食材ごとに分けられガンマ線分析を行った.さらに、現在の内部被ばく状況を調査した. (結果および考察)本調査では、5家族中牛乳を摂取している4家族のうち2家族でCs-137を246Bq/kg, 194Bq/kg、残りの2家族で38Bq/kg, 18.1Bq/kg摂取していることが判明した.これらの家族には夏調査で事実が発覚後、食事指導を行った結果、秋調査では、摂取を控えた家族が3家族あり、11.2Bq/kg, 15.2Bq/kg, 19.6Bq/kgの汚染牛乳を摂取していることを確認した。また、その他の食事に関しては、ジャガイモとキノコの料理、米のミルク粥の汚染が強い事が判明した。また、同時に計測した内部被曝データでは、キノコの摂取が多く見られる秋の食事では30978Bqを記録した被験者が認められた。家族により食事の内容が異なるが、5000Bq, 2000Bqの二つのグループに分かれ、食品の汚染レベルと関連性が見られた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(6 results)