2011 Fiscal Year Annual Research Report
モンゴル民族の伝統薬物調査とその有効利用に関する研究
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22406024
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
柏田 良樹 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (30169429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高石 喜久 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 教授 (60035558)
川添 和義 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 准教授 (00248296)
村上 光太郎 崇城大学, 薬学部, 教授 (10035553)
柴田 洋文 徳島大学, 大学院・ヘルスバイオサイエンス研究部, 助教 (00093865)
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Keywords | モンゴル民族 / 伝統薬物 / 薬用資源 |
Research Abstract |
本研究は,徳島大学とモンゴル健康科学大学との協定を基礎として同大学薬学部の研究者り協力のもと,近年のグローバル化で消滅が危惧されるモンゴル民族が伝承している貴重な医薬品情報ならびに薬用植物に関する調査を科学研究費の補助により共同で実施している。本調査においては,モンゴルにおける民族薬物に関する情報を記録するとともに,そこから得た伝承医薬情報をベースとした科学的研究により新しい医薬品創製に生かすことを目的としている。 本年度の調査では,8月に徳島大学薬学部の教員3名と大学院生1名及び崇城大学の教員1名が訪問した。前年度と同様な調査を9日~23日にかけて,モンゴル西部のウブルハンガイ県,アルハンガイ県,フブスグル県周辺で実施した。その結果,約90種の薬用に用いられる植物情報とそれらの資料を得るとともに,科学的研究用薬物試料も20種余りが採集できた。モンゴル地域にのみ分布する薬用資源も多く入手することができたことから,今後のそれらの科学的研究による成果も期待される。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
モンゴルにおける民族薬物に関する情報収集については200件程度,研究材料では90種以上の材料が収集できている点で順調に進展していると判断できる。収集した試料を創薬研究にし、かすという点においては今後の研究の進展が必要である。
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Strategy for Future Research Activity |
民族薬物情報及び研究用試料の収集に関しては過年度までの実施で問題無いので,このまま遂行する。また創薬研究にいかすという点において,これまでに収集した試料の生物活性評価等の遂行を進める。
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