2012 Fiscal Year Annual Research Report
省オペレーションな次世代超高精細映像転送を可能にするインターネット基盤技術の研究
Project/Area Number |
22500058
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Research Institution | Nara Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
藤川 和利 奈良先端科学技術大学院大学, 総合情報基盤センター, 教授 (30252729)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
砂原 秀樹 慶應義塾大学, メディアデザイン研究科, 教授 (20206577)
猪俣 敦夫 奈良先端科学技術大学院大学, 総合情報基盤センター, 准教授 (90505869)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 高信頼性ネットワーク / ネットワークオペレーション |
Research Abstract |
本研究課題では,ネットワーク管理者の作業をほとんど必要としない形でユーザがネットワーク資源を確保することができるネットワークアーキテクチャモデルの構築を目的とし,4K映像を対象データとして,4K映像の配信サービスに取り組んだ.平成22年度の非圧縮ハイビジョン映像伝送,平成23年度の非圧縮4K映像伝送に取り組み,実証実験を行ってきた.これらの実証実験では,伝送されるストリーム数が極端に少ないという問題が残っていた.このため,平成24年度では,複数の4K映像ストリームが混在する環境を想定し,パケットマーキング機能およびパケット優先廃棄機構をさらに改良した.実証実験において,4K映像ストリームを複数扱うことが困難であるため,パケットマーキング機能およびパケット優先廃棄機構の有用性をシミュレーションにて確認した.改良したパケットマーキング機能およびパケット優先廃棄機構が実ネットワーク上において有効に動作するかを検証するため,2月に札幌で開催される「雪まつり」を4K映像でリアルタイムにいくつかの拠点に配信した.この実験では,提案機構が有効に動作することが確認された.さらに,多くのストリームの扱いを実ネットワークで検証するため,NTSCレベルの映像を扱ったストリーミングサーバを複数用意し,1,000人を超えるユーザからの要求に応じて映像を伝送するシステムを利用した.この実験結果から,映像伝送の動的な経路変更を行い,かつ,伝送される映像の乱れを抑えることが実現できていることが確認された.今後は,他の4K映像の配信拠点と連携して,多くの4Kストリームを扱った実証実験を行う予定である.
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(2 results)