2012 Fiscal Year Annual Research Report
身体接触を伴うゲーム教材の教育効果-低・中学年を対象として-
Project/Area Number |
22500542
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Research Institution | 宝塚医療大学 |
Principal Investigator |
後藤 幸弘 宝塚医療大学, 保健医療学部, 教授 (00047391)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
日高 正博 長崎大学, 教育学部, 准教授 (80452853)
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Project Period (FY) |
2010-04-01 – 2013-03-31
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Keywords | 身体接触 / 組ずもう / カバディ / タッチフットボール / 攻撃性調査 / 体への気づき調査 / 体性感覚 / 児童 |
Research Abstract |
ハードな身体接触を伴う運動の教育的効果を、「よい授業への到達度調査」「攻撃性調査」「筋出力の制御力」「体への気づき調査」等によって把握し、「攻撃性」及び「身体への気づき」等の「情意面」、「自他の身体へ認知」及び「体性感覚」等の観点から検討した。具体的な方法としては、小学生を対象に、ハードな身体接触を伴う「組ずもう」と身体接触を伴わない「棒ずもう」、「カバディ」と「タグカバディ」、「タッチフットボール」と「タグフットボール」の授業(8~10時間)を行い、その効果の相違を明らかにした。その結果、「情意面」及び「自他の身体へ認知」及び「体性感覚」等の学習効果は、身体接触のある教材の方がいずれの種目においても、児童の攻撃的な感情の表出を押さえ、身体への気づきを高めることが認められた。また、「組ずもう」の方が「カバディ」よりも「身体への気づき」を高め、「攻撃的な感情の表出」を抑制することが示唆された。この違いは、「身体接触時間」と「身体接触面積」の差によると考えられた。さらに身体接触を伴う運動学習には適時期があると考えられ、4・5年生よりは2年生に効果的であることが分かった。加えて、筋出力制御力で評価した体性感覚には、身体接触以上に全力による筋収縮の影響が示唆された。加えて、体性感覚である皮膚感覚の代表として、二点識別能力(スピアマン式触覚計)と重量弁別能力、固有感覚の代表として、筋出力の制御力について加齢的変化を横断的に検討した。これらの三つの能力間には相関関係は認められず、体性感覚の別個の能力を測定していると考えられた。
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Current Status of Research Progress |
Reason
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
24年度が最終年度であるため、記入しない。
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Research Products
(7 results)